【工務店】おすすめ建築業システム10選！ERPの概要や基本機能も解説

建築業界は、少子高齢化や時間外労働の上限規制の影響で、業務効率化への対策が急務です。

しかし「業務効率化の方法がわからない」と悩んでいる工務店経営者も多いでしょう。

工務店業務の効率化には、建設業に特化したERPシステムの導入がおすすめです。

本記事では、工務店業務の効率化に最適なERPシステムの紹介とERPシステムの機能について解説します。

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建築業向けERPシステム10選を比較検討した結果

製品名	AnyONE	PROCES.S	e2-movEクラウド	建設WAO	Plaza-i	imforce	GRANDIT	PImacs plus for 建設＆工事	建て役者	ANDPAD
評価	(4.5 / 5.0)	(4.5 / 5.0)	(4.0 / 5.0)	(4.0 / 5.0)	(3.5 / 5.0)	(3.5 / 5.0)	(3.5 / 5.0)	(3.5 / 5.0)	(3.0 / 5.0)	(3.0 / 5.0)
補助金・助成金	2024年対応	2024年対応	2024年対応	掲載なし	2024年対応	掲載なし	掲載なし	2024年対応	2023年対応	2024年対応
料金	お問い合わせ	問い合わせ	問い合わせ	問い合わせ	問い合わせ	問い合わせ	問い合わせ	問い合わせ	問い合わせ	お問い合わせ
デモ	無料体験デモ	問い合わせ	問い合わせ	訪問デモ可能	あり	問い合わせ	問い合わせ	問い合わせ	あり	お問い合わせ
基本機能数	8	16	11	16	20	17	17	9	10	7
スマホアプリ	あり	なし	なし	なし	なし	なし	なし	なし	なし	あり
他ソフトとの連携	あり (エクセルやCSV形式データの引き継ぎも可能)	あり	あり	問い合わせ	あり	あり	あり	あり	あり	API連携可
オプション カスタマイズ	・各種帳票カスタマイズ ・エクセル修正レクチャー	あり	あり （モジュールごとの導入可能）	あり （モジュールごとの導入可能）	あり	あり	あり	カスタマイズ可能 オプションあり	あり	他11製品(機能)あり
アフターサポート	・無料ヘルプデスク ・バージョンアップ(自動配信) ・オンライン打ち合わせ ・追加講習	操作チュートリアル/Q&A/セミナー	問い合わせ	導入サポート/説明会	ユーザーズガイド	コンサルティングサービス	セミナー/イベント	問い合わせ	問い合わせ	カスタマーサクセス
公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト

総合評価が高いERPはAnyONE（エニワン）

10社の建築業向けERPを比較したところ、最も総合評価が高いシステムは「AnyONE」でした。

「AnyONE」は、建築事業者向けに開発された業務管理システムで、工務店の業務を統合管理できます。

電子契約やインボイス制度にも対応しているシステムで、法改正への対応もされており安心して利用できます。

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建築業システム（ERPシステム）とは

ERPシステムとは「Enterprise Resources Planning」の略称で、直訳すると「企業資源計画」となります。

具体的な意味は、企業の持つ下記4つの資源を一ヶ所に集め有効活用する考え方や近年では、それを実現するシステムを指すことが多いです。

簡単にいえば「基幹システム」であり、建築事業者の業務を統合管理し、部門間の情報共有を効率化してくれるツールです。

なお、建築業向けのERPシステムは、建築業特有の会計方法や原価管理のルールに対応しているため、1つERPシステムを導入すれば他のシステムを導入する必要はありません。

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建築業向けERPシステムを導入するメリット

建築業向けERPシステムを導入するメリットは、以下の4つです。

業務を統合管理でき、スムーズな情報共有を実現

建築業向けERPシステムの導入で、業務を統合管理できます。

あらゆる業務を1つのシステムで管理できるため、部門間であらためて情報を共有し直す必要はありません。

たとえば、原価情報を入力すれば自動的に会計処理に回され、経営陣は現場の原価率を速やかに確認できます。

このように情報共有が速やかになることで、各部門の業務スピードも上がり、情報の伝達ミスがなくなります。

業務効率化

建設業向けERPシステムの導入により、業務効率化も実現できます。

これまでのように情報をメールや口頭で共有する手間がなくなるだけでも、大幅に業務時間をカットできるはずです。

さらに、今まで紙でやりとりしていた帳票類がデータでやり取りできるため、印刷や承認の時間も削減できます。

内部統制の強化

建築業では多数の機密情報を扱う反面、紙での運用が慣習化しており、内部での改ざんや不正を完全に防止しにくい状況でした。

しかし、建築業向けERPシステムの導入により、内部統制の強化につながります。

システムには操作ログが残るため、誰がいつその書類を操作したかがすべてわかります。

見積り情報の操作や契約金額の変更などを、承認なしでおこなうことはできません。

このように、内部不正を防止できる点も建築業向けERPシステムを導入するメリットです。

経営判断の迅速化

建築業向けERPシステムの導入により、経営判断も迅速化します。

経営判断に必要な情報が自動的に集計され、リアルタイムで共有されるためです。

今までは原価の情報などは施工管理が原価管理表を作成、共有するまで経営陣の元には届きませんでした。

しかし、建築業向けERPシステムを導入すれば、入力された原価情報は自動で集計されて経営陣が確認できます。

システムによっては集計データをダッシュボード上にグラフにして表示させる機能が搭載されており、視覚的にも経営判断を下しやすくなります。

建築業向けERPシステムの機能

建設業向けのERPシステムはさまざまな機能を搭載しているため、できることが多いです。

ここでは、建設業向けのERPシステムの主な機能を下記5つ解説します。

顧客管理

顧客に関する下記のようなあらゆる情報を管理できます。

担当者だけが情報を抱えることがなくなるため、情報の属人化を防止できます。

担当者の急な異動や退職があっても、引き継ぎ業務に手間が掛かりません。

必要な情報がシステムに集約されているため、経営者はシステムにアクセスすれば商談の進捗状況などをすぐに把握可能です。

工事管理

工事の進捗状況などを一元管理できます。

さらに工事の進捗状況に欠かせない「工程表」の作成や「工事会議用の資料」作成も可能です。

作成した工程表や資料は、物件ごとにファイリング可能で必要な情報へスムーズにアクセスできます。

また、システムによってはスマホから情報確認がおこなえ、外出中でも工事の状況を正確に把握が可能です。

見積り管理

見積りルールの統一が可能です。

よく使用する協力業者や項目は、テンプレートとして登録できます。

テンプレートに登録すると、単価や名称を全社で統一できるため担当者ごとの見積り書の違いを減らすことが可能です。

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原価管理

見積り作成や実行予算作成、発注管理を1つのシステムで完結するため、原価管理が簡単におこなえます。

お金の流れを一元管理できるため、原価が増えたポイントや利益が減少したポイントをすぐに発見可能です。

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アフター管理

住宅の引き渡し後のアフター管理もおこなえます。

あらかじめリフォームや外壁塗装などが必要となるタイミングを設定しておけば、システムが通知してくれるため、商談のタイミングを逃しません。

設置した設備機器の名称や品番の登録も可能で、故障や不具合が発生した際もスムーズな対照がおこなえ、顧客からの信頼を獲得できます。

おすすめの建築業向けERPシステム10選

ここでは、おすすめの建築業向けERPシステムを10個紹介します。

AnyONE（エニワン）

AnyONEはエニワン株式会社が提供している業務効率化システムです。

本記事で紹介した工務店業務全般に対応しているため、導入する会社を選びません。

また、エクセルとの親和性が高くエクセルに蓄積された情報をシステムへ、簡単に移行が可能です。

詳しくは、AnyONEの機能や特徴、口コミ・評判を解説している記事をご確認ください。

また、AnyONEの導入にはIT導入補助金を活用で可能で、最大350万円の補助を受けられます。

IT導入補助金が気になっている方向けに「申請まるわかりBOOK」をプレゼントしています。

PROCES.S（プロセス）

PROCES.Sは、株式会社内田洋行ＩＴソリューションズが提供するERPシステムです。

多様な機能を組み合わせて使用可能で、自社に最適な仕様にカスタマイズできます。

機能が豊富なため、部署を選ばずに使用でき全社共通で同じシステムを使用可能です。

工務店やゼネコン以外も導入できるシステムで、下記の業種に導入実績があります。

これまでに350社以上に導入した実績があり、さまざまな会社の悩みを解決してきました。

詳しくは、PROCES.Sの機能や特徴、口コミ・評判を解説している記事をご確認ください。

e2movE（イー・ツゥー・ムーブ）

e2movEは、三谷商事株式会社が提供する建設・工事業向けERPパッケージソフトウェアです。

下記のさまざまなパッケージを組み合わせて、自社に最適なシステムを構築できます。

建築や建材業界で400社以上の導入されており、継続使用率は98％です。

一度導入すると、手放せないシステムと言えるでしょう。

詳しくは、e2movEの機能や特徴、口コミ・評判を解説している記事をご確認ください。

建設WAO

建設WAOは、株式会社チェプロが提供している建設業に特化したERPシステムです。

建設業の基幹業務を1つのシステムでおこなえます。

下記14個のシステムを組み合わせて、自社に必要な機能だけを使うことが可能です。

内部統制の強化に強みを持っており、システムの導入で業務のルール作成や法令違反の防止が簡単におこなえます。

また、担当者ごとに閲覧できる情報に制限を掛けられるため情報流出のリスクを低減可能です。

Plaza-i

Plaza-iは株式会社ビジネス・アソシエイツが提供している中堅・中小企業向けERPシステムです。

さまざまな業界に対応しており、建設業界専用のパッケージも用意されています。

建設業界に欠かせない外注管理は、見積り作成から支払・協力会費控除などまで細かい部分にまで対応しているのが強みです。

また、導入検討〜継続的なバージョンアップまでサポートしてくれます。

imforce

imforceは、株式会社NTTデータビジネスシステムズが提供する、建設業向け次世代統合ERPシステムです。

「引合から工事、財務や決算まで」と建設業のあらゆる業務をカバーしています。

引合段階から利益予想を自動でシミュレーション可能です。

また、さまざまなカスタマイズが可能で、ニッチな要望にも応えてきた実績を持っています。

GRANDIT

GRANDITは、GRANDIT株式会社が提供するERPパッケージです。

建設業はもちろん、卸売業やサービス業などさまざまな業界に導入されています。

建設業に求められる基幹業務をカバーしており、部署を跨いで使用可能です。

また、建設業特有の工事進行基準に対応しており、売上・原価の計上タイミングを下記4つから選択できます。

PImacs plus for 建設＆工事

PImacs plus for 建設＆工事は、SCSK株式会社が提供するクラウド型の基幹業務システムです。

建設業に属する下記の業種へ対応しています。

基本機能は「顧客契約・発注工程・入出金・点検修理・集計分析」となっています。

さらにユーザー自身がオリジナル機能を開発可能で、コストを掛けず自社に最適な機能を搭載可能です。

また、クラウド上にデータを保存しているため自宅や外出先からも情報にアクセスでき、テレワークを簡単におこなえます。

建て役者

建て役者は、株式会社システムサポートが提供する工事管理システムです。

下記の工務店に必要な機能全般を備えています。

また、カスタマイズに強みがあり「100社100通り」のカスタマイズの実績を持っています。

さらに、IT導入補助金の登録ツールのため、資金に余裕の会社でも導入可能です。

詳しくは、建て役者の機能や特徴、口コミ・評判についての記事をご確認ください。

ANDPAD（アンドパッド）

ANDPADは、株式会社アンドパッドが提供するクラウド型施工管理サービスです。

施工管理に必要な機能が網羅されています。

サポートの専門部署があり、ANDPADに精通したスタッフから質の高いサポートを受けられます。

さらにIT導入補助金を活用できるため、安価にシステムを導入可能です。

詳しくは、ANDPADの機能や特徴、口コミ・評判についての記事をご確認ください。

まとめ

本記事では、建築業向けERPシステムの概要や機能、おすすめのシステム10選を紹介しました。

建設業の業務効率化には、ERPシステムの導入がおすすめです。

最適なシステムは会社により異なるため、本記事を参考に自社に合ったシステムを選んでください。

しかし「システムが多くて選びきれない」と悩む方もいるでしょう。

建築現場博士がおすすめする工務店・建築業界の業務効率化ソフトはAnyONEです。
導入実績2,700社超の業界No.1基幹システムで、国交省「第一回 長期優良住宅先導的モデル事業」に採択されています。

エクセルのような操作感で、レイアウトもマウスで変更できるため、ITが苦手な方でも簡単にお使いいただけます。

また、システムの導入後も徹底的なサポートを受けられるため、安心して運用できるでしょう。

大手・中堅企業様から一人親方様まで規模感を問わず、業務状況に合わせて様々な場面でご利用いただけます。

AnyONEで効率化できる主な業務

• 顧客管理
• 工事・施工管理
• 見積り・実行予算・発注管理
• 入出金管理
• アフター管理

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