建築管理システムは便利ですが、導入までに時間がかかったり、導入後にうまく操作できないなどのトラブルが起きることがあります。
せっかくシステムを導入しても、使いこなさなければ意味がありません。
この記事では建築管理システムの導入で起こりがちなトラブル、サポートが盤石なシステムを選ぶメリット、さらにおすすめの建築管理システム5選を紹介します。
目次
建築管理システムの導入で起きがちなトラブル
建築管理システムの導入で起きがちなトラブルを3つ紹介します。
事前に工務店が抱えがちな課題を把握し、対策を考えておけば現場に混乱を招かずに建築管理システムを導入できます。
ここから説明する建築管理システムの導入で起こりやすいトラブルを念頭に置いて導入するシステムを検討しましょう。
導入までの時間
建築管理システムは、使い始めたいと思っても即日に使えません。
クラウド型のシステムであれば数日〜数週間、オンプレミス型のシステムは1か月程かかるケースもあります。
使い始めようと思ってその日に開始できないため、利用開始が先になり予定が狂ってしまう可能性があるでしょう。
作業員のITリテラシー
建築管理システムを導入したあとも、従業員や作業員のITリテラシーによって混乱が生じます。
使い慣れないシステムに混乱したり、かえって作業効率が下がるケースも。
特にIT機器に慣れていない従業員は、IT機器での作業自体に抵抗を感じるかもしれません。
教育や研修の時間を取るなど対策しなければ、従業員がシステムを使わずフローが浸透しないなどのトラブルが起こるでしょう。
バグやエラーなどのトラブル
建築管理システムを導入したあとには、バグやエラーが起こる場合もあります。
サーバーが落ちてしまい、システムが動かない、アップデートやメンテナンス後にほかの部分に不具合が起こるなどです。
自社でITチームを立ち上げている場合は自社内で対処できますが、リソースが足りない工務店もあるでしょう。
その場合は、システムのメンテナンスなどを担当してくれるかどうか導入前に確認しておかなければなりません。
建築管理システムを選ぶ際はサポート体制を重視
建築管理システムを選ぶ時はサポート体制を重視してください。どうしてサポートが大切なのか、その理由を解説します。
サポート体制を重視すれば、導入前から導入後のトラブル全般に対して迅速に対処してもらえます。どのような利点があるか覚えておきましょう。
スムーズな導入
建築管理システムを選ぶ際は、導入時のコンサルタントが丁寧な会社を選びましょう。導入前にクライアントの要望を聞き、必要な機能やカスタムを提案してくれます。
多少時間がかかっても、導入後に不満がなく使いやすいことを優先し、コンサルタントとよく打ち合わせしてから導入しましょう。
コンサルがなく、自社内で何もかも決めていく形式は、あとから「この機能が足りなかった」とトラブルが起きがちです。
コンサルをつければ打ち合わせ・設定・使用開始の準備などもスムーズとなります。
導入後の研修
建築管理システム導入後に、研修や使い方のサポートがある企業を選びましょう。
導入後のオンライン研修をしてくれる企業なら、自社でマニュアルを用意して社員に使い方を研修する手間がありません。
また、万が一使っているうちに不明点が起きた場合に電話やメールで質問に答えてくれる企業を選ぶのがおすすめです。
トラブル発生時の迅速な対応
システム導入後にトラブルが起きた際に、即座に対応してくれる建築管理システムを選びましょう。
急なサーバーダウン、システムのバグが起きると業務に支障をきたします。
電話してすぐに来社してもらえる、または遠隔で操作方法を教えてくれるなど、サポート内容を確認した上で迅速な対応をしてくれる建築管理システムを選びましょう。
メンテナンス依頼
システム導入後のメンテナンスやアップデート作業も一任できるか確認しましょう。
メンテナンスなどを自社でおこなう場合は、ITチームの立ち上げなどリソースが必要です。
リソースをITに割けない場合は、建築管理システムのベンダーがメンテナンスなども請け負ってくれるか確認してください。
サポートが充実した建築管理システム5選
ベンダーのサポートが充実した建築管理システムを5つ紹介します。
システム名 | サービス内容・詳細 |
---|---|
AnyONE | ・2,700社以上の導入実績がある ・工務店向けに作られた建築管理システム ・導入コンサルが手厚く、自社に適したシステムを相談できる ・導入後も来社研修(有料)やオンラインでの質問対応が可能 ・エクセルと操作感が似ているため使いやすい |
ANDPAD | ・使いやすさにこだわって作られた建築管理システム ・すべてのデータを一元管理できる カスタマーサポート専門の部署を設立し、いつでも顧客対応してくれる ・導入から運用開始まで二人三脚でサポート |
建て役者 | ・柔軟なカスタマイズが可能で、打ち合わせも入念にしてくれる ・独自のデータ管理センターを保有している ・セミナーを開催し、システム情報を共有 |
SAKSAK | ・電話サポートチームがいつでも丁寧に問い合わせ対応 ・無償アップグレードが可能 ・出張サポート体制を整備している |
SMAC工事管理 | ・デモシステムでトライアル可能 ・導入サポートあり ・専用マニュアルダウンロードができる ・無償バージョンアップ、問い合わせサポートあり |
AnyONE
AnyONEは2,700社以上の導入実績をもつ、建築管理システムです。
見積り作成から契約書作成機能のほかに、図面の管理や商談管理、帳票発行まで一元管理できます。
さらに操作がエクセルと似ているため、現場に混乱を来さず導入しやすい点も特徴です。
サポートも充実しており、導入サポートやコンサルタントはもちろん、導入後のサポートや出張研修・サポート、問い合わせ体制も確立されています。
操作しやすく、万が一の時のサポートも充実しているため、初めてシステム導入をおこなう工務店におすすめの建築管理システムです。
またAnyONEはすぐに活用できるエクセルテンプレートを配布しています。
システムの導入前に、エクセルテンプレートを使用して社内業務の効率化を体験してはいかがでしょうか。
ANDPAD
ANDPADは、すべての業務をクラウド上で一元管理できる建築管理システムです。
建築管理業務はもちろん、現場との連絡・図面の管理や案件管理も一元管理できます。
クラウドで外部からでも情報を閲覧できるため、テレワークを始めたばかりの工務店でも使いやすいでしょう。
操作性も考え抜かれて設計されている上に、導入から運用開始まで寄り添ったサポートが魅力。
カスタマーサポートが専門部署として独立していて、いつでもきめ細かな顧客対応をしてくれます。
詳しくは、ANDPADの機能や特徴、口コミ・評判を解説している記事をご確認ください。
建て役者
建て役者は、カスタマイズ性が高い建築管理システムです。
導入前に入念な打ち合わせをおこない、それぞれの会社に適したシステムとして導入するサポートを提供しています。
また独自のデータ管理センターを保有していて、セキュリティが万全な点も魅力です。
定期的にセミナーを開始し、製品情報や使い方を共有しています。
詳しくは、建て役者の機能や特徴、口コミ・評判を解説している記事をご確認ください。
SAKSAK
SAKSAKは、営業利益を徹底的に管理できる建築管理システムです。リフォームと建築業に特化したシステムで、きめ細かい建築管理が可能。
原価管理や見積り作成はもちろん、商談管理もひとつのシステムでおこなえます。
電話サポートチームが設立されていて、いつでも丁寧に質問に答えてくれ、また出張サポートも提供。
システムのアップグレードも無償でおこなうなど、導入後もしっかりサポートしてくれます。
SMAC工事管理
SMAC工事管理は、16年間で600件の工務店への導入実績がある建築管理システムです。顧客管理や商談管理から、見積り作成から契約書作成、原価管理や発注・アフター管理まで一元管理。
事前にデモシステムでトライアルが可能で、導入時もコンサルがついて徹底的にサポートします。
ホームページには無料マニュアルがあり、社内研修の手間も省けるでしょう。導入後も専用サポート窓口の利用やアップグレード相談も受け付けています。
詳しくは、SMAC工事管理の機能や特徴、口コミ・評判を解説している記事をご確認ください。
まとめ
建築管理システムは、機能はもちろんですがサポート体制の手厚さも重視してください。
サポートが手厚くない場合、導入後につまずいてしまいシステムを使わないままになってしまう恐れもあります。
導入後のトラブルにもしっかり対応できる盤石なサポート体制をもつ建築管理システムを選びましょう。
この記事の中では5つのシステムを紹介しましたが、どのシステムを選んでよいかわからない方もいるはずです。
建築現場博士がおすすめする工務店・建築業界の業務効率化ソフトはAnyONEです。
導入実績2,700社超の業界No.1基幹システムで、国交省「第一回 長期優良住宅先導的モデル事業」に採択されています。
エクセルのような操作感で、レイアウトもマウスで変更できるため、ITが苦手な方でも簡単にお使いいただけます。
また、システムの導入後も徹底的なサポートを受けられるため、安心して運用できるでしょう。
大手・中堅企業様から一人親方様まで規模感を問わず、業務状況に合わせて様々な場面でご利用いただけます。
コメントを残す