太陽光発電を利用した防災グッズは、近年非常に人気が上がっています。
自宅に太陽光発電パネルを設置する方も増えていますが、設備が高価で躊躇っている施主に対応することも多いでしょう。
本記事では、太陽光発電の有用性を知ってもらうために有効な、太陽光発電を利用した防災グッズ4選、太陽光発電需要の高まりの概要について解説します。
目次
太陽光発電を利用した防災グッズが人気
政府による節電の呼びかけ、また自然災害をきっかけに太陽光発電に注目が集まっています。
中でも、太陽光を用いた防災グッズが人気です。
太陽光パネル導入の足がかりとして、まずは防災グッズをすすめ、太陽光発電について理解を促すと良いでしょう。
太陽光発電を利用した防災グッズは、どのようなシーンで役立つか解説します。
停電対策
太陽光発電で発電できる防災グッズを用いれば、万が一の停電時にスマートフォンの充電や電力消費の少ない家電を動かせます。
地震や水害など予想できない原因で、停電した際に役立つでしょう。
電源のないアウトドアシーン
太陽光発電を利用したグッズは、近年流行しているアウトドアでも利用できます。
キャンプブームに火がつき、アウトドアのために太陽光発電グッズを買う人も増えてきました。
太陽光でスマホが充電できるチャージャーや、コンパクトな太陽光発電パネルも人気です。
電源がない屋外でも電気が使えるため、アウトドアにも活用できるでしょう。
太陽光で発電できる防災グッズ4選
太陽光で発電可能な防災グッズを4つ紹介します。比較的安価で購入しやすい商品です。
「ソーラーパネルに興味はあるが、費用は高い」と悩んでいる施主へ、太陽光発電の理解のきっかけとしておすすめすると良いでしょう。
具体的に太陽光で発電できる防災グッズの種類や概要を解説します。
ソーラーチャージャー
ソーラーチャージャーとは、太陽光を利用して発電できる充電器です。
太陽光発電に用いるソーラーパネルを小さくしたような見た目をしています。
持ち運びができ、なおかつ自宅用のパネルよりも安いため、太陽光発電に興味がある施主におすすめしてみてください。
運搬も簡単で、停電した際に女性一人で取り出して設置も簡単です。USBポートがついており、直接接続して発電した電力を利用できます。
ソーラーチャージ機能付きモバイルバッテリー
ソーラーパネルとモバイルバッテリー一体型の商品も人気です。
太陽光で発電しつつ、その電力をバッテリーに充電できます。
発電しながら、USBケーブルでスマホなどの充電も可能です。
また、太陽光発電だけでなく手回し充電にも対応しているタイプは、夜間の充電もできるため便利。
非常時にスマホが使えないと、情報収集や連絡手段がなくなります。
一体型のソーラーチャージャーを使えば、スマホの充電がなくなる事態を避けられるでしょう。
ソーラーライト
ソーラーライトはアウトドアでも用いられる商品で、日中に充電しておくと、夜間に照明がつく設計となっています。
アウトドアではもちろん、防災時の光源確保に役立つでしょう。
リモコン式のライトにすれば、必要な時だけ照明を利用できます。
防災時に停電すると、夜間に明かりがなくケガの原因となりかねません。
ソーラーライトを自宅に持っておけば、防災時に照明がつかない事態にも備えられます。
ポータブル電源
ソーラーパネルを利用する場合は、ポータブル電源も併せて購入するようおすすめしてください。
ソーラーパネルの役割は、太陽光を使って発電することであり、充電器一体型以外は蓄電できません。
被災時に電気が必要となるタイミングは主に夜間の時間帯です。
蓄電池を購入しておくことで、日中に発電した電力をバッテリーに蓄電し、夜間に必要な分だけ電気を使えます。
また日頃からポータブル電源に蓄電しておき、被災時やアウトドアの際に電気を利用可能です。
防災グッズとして購入する場合は、大容量モデルを購入すると良いでしょう。
価格は2万円台〜10万円程度と幅がありますが、比較的安価なモデルも発売されています。
防災グッズの一環として太陽光発電の導入も増加
防災グッズの一環として太陽光発電の導入を検討する施主も増えています。
太陽光発電に注目する方が増えている理由を解説します。
自社で施主から太陽光発電について問い合わせがあった際、またはおすすめする際に施主のニーズを掴んでおくことが重要です。
ここから、太陽光発電導入ニーズの理由を解説します。しっかり把握して、太陽光発電導入の問い合わせ、営業に役立てましょう。
電力需要逼迫による危機感
太陽光発電への注目度が上がった理由は、電力需要逼迫による危機感です。
政府よりたびたび発令される節電の呼びかけや電力需要逼迫注意報・警報により、電力供給に対しての意識が高まりました。
万が一停電した際に備えて、自家発電できる太陽光発電に興味をもつ施主が増えています。
電力需要逼迫注意報についての詳細は、以下の記事で解説しています。
電気料金の高騰
世界情勢や東日本大震災をきっかけとした原発稼働基準の見直しにより、電力料金は年々高くなっています。
原因は原油価格の高騰、および再生エネルギーの賦課金です。
再生エネルギーの賦課金とは、2012年より導入された再生エネルギーの固定価格買取制度による賦課金。
買取コストは各家庭で分割して支払うこととなります。
再生エネルギーの導入が増えるほど賦課金が高騰するため、毎年のように電気料金が高くなっています。
上記2つの要因により高騰した電気料金対策のために、自家消費できる太陽光発電への需要が増えている状態です。
エコ意識への高まり
SDGsや環境への意識の高まりから、環境を汚さない太陽光発電エネルギーに興味をもつ施主も増えています。
環境にやさしいエネルギーを導入したい、と考える施主が増えたため、太陽光発電の需要が増えました。
また、政府も積極的にソーラーパネルの導入を呼びかけ、各自治体で補助金を設けています。
補助金で太陽光発電設置費用のすべてが賄えるわけではありません。
しかし、ある程度補助金を利用したうえで環境に影響のないエネルギーを利用できることは、施主にとっても大きな魅力です。
住宅用太陽光発電関連の補助金については以下の記事でまとめています。
防災・停電対策
太陽光発電は、防災・停電対策としても大いに有効です。
2014年の東日本大震災で、日本人の防災意識は非常に高まりました。
停電への備えをしたい、という施主が増えています。
日本は特に地震が多い国であり、また台風や水害の影響も強く受ける可能性があります。
自然災害による停電に少しでも備えるため、太陽光発電を検討する施主が増えているでしょう。
太陽光発電を利用すれば日中に発電し、蓄電池の併用で電力を貯めておけます。
停電対策としての太陽光発電の詳細は、以下の記事で解説しています。
まとめ
太陽光発電の仕組みを利用した防災グッズは非常に人気です。
自然災害の多い日本では、防災意識や電力逼迫警報の発令により、特に太陽光発電への注目が上がっています。
ソーラーパネルを自宅に設置することにハードルを感じる施主も、防災グッズで比較的安価なグッズなら興味があるはずです。
まず太陽光発電を利用した防災グッズを案内し、太陽光発電の有用性を感じてもらうと良いでしょう。
また、実際に太陽光発電を自宅で利用したい施主には、防災だけでなく電気料金高騰対策にもなるなど、メリットを解説できるようにしてください。
太陽光発電の有用性を理解し興味を持った施主に、自宅に設置できる太陽光発電システムを紹介したいと考える工務店もいるでしょう
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