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【2024年最新】建設業向け受発注システム5選|導入メリットや選び方

建設業向けの受発注システムの導入により、受発注作業を一元管理すれば業務効率化だけでなく、顧客満足度の向上も目指せます。

しかし工務店向け受発注システムの選び方がわからなかったり、どのシステムがおすすめか決められなかったりとなかなか導入に踏み切れない方もいるでしょう。

この記事では建設業向け受発注システムの概要や導入するメリット、選ぶうえでの注意点、おすすめの受発注システムを5つ紹介します。

4社比較資料
この記事はこのような方におすすめです
  • 建設業向け受発注システムの選び方が知りたい
  • おすすめの受発注システムを教えて欲しい
  • 受発注業務をエクセルから切り替えたい

建設業向けの受発注システムとは?

工務店向けの受発注システムとは?

工務店向けの受発注システムとは、施主から建築やリフォームの依頼を受注してから引き渡しまで、また工事に必要な原材料・資材購入先へ発注から支払いまでを管理できるシステムです。

工事の受注には以下のような段階があります。

受注作業の流れ
  1. 見積もり作成・承諾
  2. 契約締結
  3. 顧客データの入力
  4. 納期確認
  5. 工事注文書作成

また着工した後は、以下のような発注作業が発生します。

発注作業の流れ
  1. 見積もりをもとにした在庫確認
  2. 仕入れ先への原材料発注
  3. 検品
  4. 支払い管理

受注と発注作業は関連性の強い業務であり、別のシステムで管理せずとも統合した方が効率的に管理できます。

現在受注・発注管理を別のシステムで管理している工務店も多いと思いますが、一括管理すればより作業を効率的に進められます。

建設業向けの受発注システムを導入する5つのメリット

工務店向けの受発注システムを導入する5つのメリット

工務店向けの受発注システムを導入するメリットは、以下の5つです。

建設業向けの受発注システムを導入する5つのメリット
  • 受発注業務の効率化
  • ミスの削減
  • ペーパーレス化促進
  • 過去データを有効活用
  • 顧客満足度の向上

受発注システムの導入を検討している工務店担当の方は、後ほど紹介するデメリットと比較して検証しましょう。

受発注業務の効率化

受発注システム最大のメリットは、業務の効率化です。

施主からの受注から引き渡しまでの細かな業務および、仕入れ先への発注作業や支払い管理を一元管理することで、複数のシステムを使い分ける必要がありません。

ひとつのシステムで受注も発注も管理できるため、効率よく作業を実施したり、データを共有できます。

ミスの削減

受発注システムには、入力ミスを防ぐ機能が搭載されています。

たとえば、入力ルールを決めておけば規定外の文字・数値が入力された場合にアラートを発したり、実行ボタンを押せないようにする機能です。

またマスターデータに原材料の金額を登録しておけるため、都度金額を確認して手入力する手間もなく、金額間違いもなくなります。

受注時の見積もりの提示もスピーディに実施できるようになり、商機を逃すこともなくなるでしょう。

ペーパーレス化促進

受発注システムの導入により、台帳が不要となります。

建設業界は紙契約・FAXでのやり取りを主流としており、紙の管理コストもかかっていました。

しかし、受発注システムに受注・発注情報を統合することで、台帳管理が必要なくなります。

台帳をキャビネットで管理したり、紛失のリスクを負う心配がなく、より安全にデータを保護できます。

過去データを有効活用

受発注システムには、過去の受発注データを蓄積できます。

類似の作業が発生した際には過去データを参照して、入力を簡易化できる点が強みです。

また過去の工事データも日時や名称で簡単に検索できるため、ファイルを探す手間もなくなります。

仮に紙の台帳での管理を続けていると、いちいち該当のファイルを探して台帳を参照しなければなりません。

以上のように過去データを活用する点においても、受発注システムは優秀なシステムです。

顧客満足度の向上

受発注システムの導入により、顧客満足度も上がります。

迅速に見積もりを提示したり、各所からの問い合わせに迅速回答できるためです。

たとえば、受発注システムで原材料の費用などを一括管理していれば見積もり作成のスピードが上がり、施主に対していち早く見積もり提示ができます。

また、営業担当に施主から問い合わせが入った際にもスマートフォンやタブレットで見積もり内容を確認し、迅速に回答できるでしょう。

同様に発注時にも仕入れ先に対して、迅速な注文ができ、また数量ミスなどの間違いもなくなるため先方へ迷惑をかけることもありません。

大切な顧客と取引先、仕入れ先に対しての対応速度も正確度も上がり、結果的に顧客満足度が上昇します。

建設業向けの受発注システムを選ぶときのポイント・注意点

工務店向けの受発注システムを選ぶときのポイント・注意点

建設業向けの受発注システムを選ぶときのポイントや注意点を紹介します。

建設業向けの受発注システムを選ぶときのポイント・注意点
  • エクセルデータを取り込みできるか
  • 社員が誰でも操作できるか
  • 複数端末に対応しているか
  • 料金は適切か
  • サポート体制は整っているか

原則として受発注システムを選ぶときは、現時点で保有しているデータを取り込みできるか確認してください。

表計算ソフトを用いているなら、csvデータを取り込めるシステムが便利です。

また同時に、システムの操作性を重視しましょう。

工務店など建設業界ではDXが進んでおらず、デジタル機器やシステム操作に不慣れな従業員が多いためです。

現時点でエクセルなどで受発注管理している場合は、エクセルと似た操作感のシステムを選びましょう。

またスマートフォンやタブレットへの複数端末に対応しているかも重要です。

営業担当が外部から受注情報を確認できるようにすれば、帰社の手間を省けます。

その他、導入費用や導入時・導入後のサポート体制についても確認しましょう。

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建設業の受発注システムの導入準備

建設業の受発注システムの導入準備

建設業の受発注システムを導入する前に、以下の準備をしておきましょう。

建設業の受発注システムの導入準備
  • 目的の明確化
  • 受発注業の範囲の決定
  • 導入システムの検討
  • 受発注システムのテスト

目的の明確化

建設業の受発注システムを導入する前に、何のためにシステム導入するか目的を明確にしておきましょう。

目的なくシステムを導入すると、システムの導入が成功したかどうか検証がうまくいきません。

事前にスタッフに受発注業務の困りごとをヒアリングしたうえで、「受発注業務にかかる時間を〜%削減する」など、数値目標を決めておきましょう。

受発注業務の範囲の決定

次に、受発注業務で自動化する範囲を決定します。

受発注双方を自動化できるシステムを選ぶか、総合的に業務を一元管理できるシステムを選ぶかを決めるためです。

一気に業務をシステム化するとなると、大幅に業務フローが変更となりスタッフに負担をかける場合があります。

まずは受注業務のデータ入力からなど範囲を決めて、徐々にシステムを活用するようにしましょう。

導入システムの検討

次に導入する受発注システムを検討します。

受発注システムの選び方の項目でも解説したポイントを重視し、実際にシステムをスタッフにも触ってもらい、使い勝手までしっかり比較しましょう。

ただ仕様や価格を見るだけでなく、実際にデモシステムを触ってみることが大事です。

受発注システムのテスト

導入対象のシステムが決定したら、受発注システムをテストします。

実務で使ってみて初めて「この機能が不足している」「このデータがうまく出ない」と気づくことは多々あります。

テスト段階で問題が発覚したら、その時点でベンダー側に伝えてカスタマイズまたは修正作業を依頼しましょう。

問題なく受発注システムが稼働するようになれば、データを完全移行して実運用を始めます。

【2024年最新】建設業向け受発注システム5選

【2024年最新】工務店向け受発注システム5選
製品名AnyONE
AnyONE
ANDPAD施工管理ANDPAD施工管理建設業向け管理システムアイピアアイピアSMAC工事管理SMAC工事管理工事かんりソリューション建て役者建て役者
ダンドリワーク

サクミル

注文分譲クラウドDX
評価
(4.5 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(4 / 5.0)
(3.5 / 5.0)
(3.5 / 5.0)
(3.5 / 5.0)
(3.0 / 5.0)
(3.0 / 5.0)
補助金・助成金2024年対応2024年対応2024年対応掲載なし2023年対応2024年対応記載なし2021対応
料金お問い合わせお問い合わせ・初期費用12万円~51万円
・最低月額利用料金1万円~3万円
・ユーザー追加2,000円/1ユーザー
・基本ソフトウェア価格1機能10万円~15万円
・オプションソフトウェア価格5万円~20万円
・初期費用3万円~58万円
・プラン料金4,000円~80,000円
・初期費用20万円〜
・月額費用19,800円〜
・初期費用無料
・詳細見積もり
問い合わせ
デモ無料体験デモ掲載なし無料体験デモオンライン/訪問デモデモサイト無料体験問い合わせ無料プランあり問い合わせ
基本機能数8718810129・注文住宅:8
・分譲住宅:8
スマホアプリありありなし
(スマホからの使用は可能)
なしなし
(iPadでの使用は可能)
ありあり問い合わせ
他ソフトとの連携あり
(エクセルやCSV形式データの引き継ぎも可能)
なしあり掲載なし可能問い合わせ問い合わせあり
オプション
カスタマイズ
・各種帳票カスタマイズ
・エクセル修正レクチャー
他11製品(機能)ありカスタマイズ可能
(別途有償対応)
オプショ/ライセンス追加・5機能カスタマイズ可能
・オプション7機能
問い合わせ問い合わせ可能
アフターサポート・無料ヘルプデスク
・バージョンアップ(自動配信)
・オンライン打ち合わせ
・追加講習
・カスタマーサクセス
・スタマーサポート
・メール/電話
・動画マニュアル
・リモート研修
・電話/オンライン
・無償バージョンアップ
・特別割引バージョンアップ
・プログラムディスク破損・紛失
・マニュアルダウンロード
・電話/メール/FAXにて操作方法の案内あり・導入サポート
・カスターサクセスチームによるサポート
問い合わせ・セミナー
・運用サポート
・オンラインサポート
・メール/電話
公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
※各社公式サイトの情報をもとに、「建設現場の知恵袋」が作成。(2024/10)
内容の正確性、適切性、最新性および完全性を保証するものではありません。
※ロゴおよび商標に関する権利は、個々の権利所有者に帰属します。
※掲載に関するお問い合わせは、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

AnyONE

AnyONE
【引用】AnyONE

AnyONEは建設業向けの業務効率化システムで、受発注管理はもちろん請求管理や見積もり作成、アフター管理まで全般的に工務店の業務を一元管理できるシステムです。

導入者数3,300社以上、ユーザー数は13,000人を超えており継続利用率も99.4%と評判が良いシステムです。

AnyONEの魅力はまず、エクセルと似た操作性と親和性です。

画面操作がエクセルとほぼ同じであるため、今まで工務店でエクセルを使用して受発注管理していたなら非常に操作しやすいでしょう。

またcsvにてエクセルデータの取り込みや出力も可能なため、エクセル管理からの切り替えも簡単です。

原材料のマスターデータ管理もできるため、見積もり作成や受注業務も効率化します。

さらに発注管理においても、発注済み・未発注などのステータス管理ができるなど、発注漏れなどのミスを削減する機能が満載です。

詳しくは、AnyONEの機能や特徴、口コミ・評判を解説している記事をご確認ください。

ANDPAD

ANDPAD
【引用】ANDPAD

ANDPADは建設業界でのシェアが高い施工管理システムです。

施工管理システムであるものの、受発注業務も同じシステムで一元管理できます。

資材の配送状況や配送方法を一覧管理できたり、下請けや発注先との契約状況を一覧化するなど業務を見える化できます。

もちろんクラウドに対応しており、外注先から見積書の確認も可能です。

より詳細に知りたい方は、ANDPADの口コミや機能、料金を解説した記事をご覧ください。

アイピア

アイピア
【引用】アイピア

アイピアは建設業で愛用されている業務管理システムです。

社内の情報を一元管理できるシステムであり、受発注管理に関しても効率化できる機能を搭載しています。

見積もり作成や原価発注管理、請求や入金管理もひとつのシステムでおこなえます。

また工程管理などもひとつのシステムで実施できるため、受発注作業を工程と照らし合わせて間違いがないか確認する作業も簡単です。

詳しくは、アイピアの機能や特徴、口コミ・評判を解説した記事をご確認ください。

SMAC工事管理

SMAC工事管理
【引用】SMAC工事管理

SMAC工事管理は見積もり作業から受発注管理まで、業務や規模に合わせて柔軟にカスタマイズできる管理システムです。

クラウドサーバーと連携させての導入も可能で、スマートフォンなどの外部端末からのアクセスができるため、営業担当が見積もりを確認するなどの作業も効率化します。

また、サポートが手厚い点もSMAC工事管理のメリットです。

導入から保守サポートまで一括してサポートしてくれるため、導入後も安心して利用できます。

詳しくは、SMAC工事管理の口コミや機能一覧、料金についてまとめた記事をご覧ください。

建て役者

建て役者
【引用】建て役者

建て役者は見積もり作業や契約情報の管理、原価管理から発注管理をでまとめて管理できるシステムです。

顧客情報や契約内容の管理をひとつのシステムでできるため、他部門との共有もスムーズになります。

また取引先の請求情報をもとに原価情報を更新する機能もついており、原価変動にも対応できます。

またオプションにで受発注業務をPDF化する機能も追加できるため、受発注作業を電子化したい工務店にもおすすめです。

建て役者の機能や口コミ、費用についてまとめた記事も参考にしてください。

ダンドリワーク

【引用】ダンドリワーク

ダンドリワークは、受発注業務を含めた施工に関する業務を管理できるアプリです。

利用者数は10万社以上、ユーザー数は17万名以上と多くの建設業者に導入されています。

現場ごとに受発注情報を登録し、金額の相違や入金漏れに気づきやすくし、受発注管理におけるミスを減らします。

一覧で受発注管理ができるため、金額の相違を防ぎ予実管理や請求管理の業務を効率化させるツールです。

建設業界出身者によって運用・サポートが実施されるため、業務フローの考案や社内説明会の実施、アフターフォローなどサポートも充実。

年配の職人でも使いやすいと評判も良いツールのため、受発注業務を効率化したい工務店・建設事業者の方はぜひ運用を検討しましょう。

ダンドリワークの詳細は【ダンドリワーク編】料金や口コミは?気になる工務店向けサービスを徹底調査!で紹介しています。

サクミル

【引用】サクミル

サクミルは、月額4,000円(30ユーザー)から利用できる現場管理アプリです。

工事案件をシステムに登録してリストかし、その中で見積書や請求書の発行等受発注に関する情報を管理できます。

その他スケジュール管理や作業日報の提出、写真や図面の管理もサクミルで一元管理が可能です。

経営レポートをダッシュボードとして出力する機能も搭載されており、受発注から現場管理まで幅広い範囲をDXできます。

注文分譲クラウドDX

【引用】注文分譲クラウドDX

注文分譲クラウドDXは、注文住宅と分譲住宅の業務を総合的に管理できるクラウド型受発注管理システムです。

注文住宅の場合は商談打ち合わせ段階から、分譲住宅の場合は事業計画や土地の仕入れ、建物計画から管理できます。

双方工事発注状況まで管理でき、住宅業界の受発注業務を効率化します。

さらにその後の支払い管理や入金管理も可能で、1つのシステムで住宅メーカー業務を統合できるツールです。

建設業向け受発注システムについてよくある質問

建設業向け受発注システムについてよくある質問

建設業向け受発注システムについて、導入前によく抱えがちな質問をまとめました。

受発注システムの導入で本当に業務効率が上がるのですか?

適正な運用ができれば、業務効率は向上します。受発注業務を1つのシステムでまとめて管理すれば、データを都度入力し直すなどの手間もありません。見積書情報から案件管理や台帳管理も可能です。また、発注情報と経理ソフトを連携させれば入金の消し込み情報などを連携できます。

建設業向けの受発注システムを選ぶ際に注意すべきポイントは何?

操作性と機能面、セキュリティです。どんなに多機能な受発注管理システムであっても、操作性が悪いと社内に浸透しません。また、機能面が不足すると不足する機能を補うために別のシステムを導入しなければならず、システムの乱立につながります。最後に重要な受発注情報を守るためのセキュリティ面もしっかり管理できるシステムを選んでください。

まとめ

建設業で受発注システムを導入すれば、複雑な見積もり作成や契約管理、仕入れ先への発注作業を効率化できます。

エクセルやFAXでの受発注管理を続けていて効率化に悩んでいる工務店担当の方は、受発注システムの導入を検討しましょう。

記事で紹介した5つのシステムのなかでも、「AnyONE」は導入実績も豊富でエクセルとの親和性の高さ、業務効率化において優秀なシステムです。

建築現場博士がおすすめする工務店・建築業界の業務効率化ソフトはAnyONEです。
導入実績2,700社超の業界No.1基幹システムで、国交省「第一回 長期優良住宅先導的モデル事業」に採択されています。

エクセルのような操作感で、レイアウトもマウスで変更できるため、ITが苦手な方でも簡単にお使いいただけます。

また、システムの導入後も徹底的なサポートを受けられるため、安心して運用できるでしょう。

大手・中堅企業様から一人親方様まで規模感を問わず、業務状況に合わせて様々な場面でご利用いただけます。

AnyONEで効率化できる主な業務
  • 顧客管理
  • 工事・施工管理
  • 見積り・実行予算・発注管理
  • 入出金管理
  • アフター管理

AnyONE
【引用】AnyONE