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建材店とは?仕事内容や販売されている商品を解説

建設業界でよく利用されるものの1つとして、「建材店」があります。建材店は工事で必要な資材の調達などおこなうために、重要な役割を果たしています。

しかし、建材店という言葉は聞いたことがあるものの、詳しく仕事内容などについて把握している方は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、建材店の仕事内容や販売されている商品まで詳しく解説します。

建材店について詳しく知りたい方は参考としてください。

建材店とは?

建材店とは?

建材店とは、主に住宅などの建造物を建てるときに必要となる建材を販売しているお店です。

建造物を建てるための資材を扱うため、基本的には工事をおこなう建設会社や職人が利用します。

扱っている商品も工事に使われる建材を中心に、関連する工具や道具なども取り扱いがあります。

基本は店頭での購入が中心となりますが、建材店によっては現場に材料を直接配送してくれるところも多く、利便性にも優れています。

建材店の仕事内容

建材店の仕事内容

ここでは建材店の仕事内容について解説します。

具体的には以下の5つの仕事内容があります。

建材店の仕事内容
  • 商品の販売・提案
  • 資材の運搬
  • 仕入れ
  • 倉庫管理
  • 商品以外の案内

商品の販売・提案

建材店で扱う建材の販売や提案をおこなうことです。

「建設会社や工務店が求める材料がどのようなものか」をヒアリングし、適切な商品を販売したり提案することで、取引先との信頼関係を築きます。

建材店では幅広い商品を取り扱うため、建設会社や工務店が自社で使用していない建材に対しても、多くの知識を有します。

「自社で求めている建材がどのようなものか」をしっかり伝えることで、最適な提案をしてくれるはずです。

資材の運搬

資材の運搬業務も建材店の仕事の1つです。

建設会社や工務店から注文された材料を、トラックに積み、工事現場等の指定された場所へと配送します。

配送場所が高層階になる場合は、クレーン車を使って窓やベランダから材料を搬入したり、もしくは下の階から上の階に直接運んでくれます。

ただし、全ての材料を運んでくれるわけではなく、システムバスやキッチンなど運送会社が直接配送先まで運んでくれるものは、運送会社からの配送となります。

仕入れ

建材店では、建設会社や工務店から注文された建材を、建材メーカーや商社などから仕入れます。

指定された納期を考慮し、その納期に間に合うよう建材メーカーや商社と打ち合わせおこない、資材の搬入ができる準備を整えます。

倉庫管理

建材店では倉庫管理もおこないます。

建材メーカーや商社などから仕入れた建材は、状態をしっかりと確認したうえで、建材店の倉庫で保管します。

建材に破損などがある場合は、早めに取り替えるなど、建設会社や工務店に問題なく届けられるよう商品管理もしっかりとおこないます。

商品以外の案内

意外にも重要な仕事となるのが、商品以外の案内です。

さまざまな建材を扱う建材店では、メーカーや商社などから多くの情報を入手可能です。

具体例としては、商材に関連した法改正や補助金制度などの情報を、建材店は多く保有しています。

そのため、建材店はこうした関連情報を建設会社や工務店に定期的に提供することで、信頼関係を築くきっかけとしています。

逆に、建設会社や工務店からすると、建材店と関係性を良好に保つことで、自社に関するさまざまな有益情報を入手できます。

商品以外の案内をしてくれるのは、建設会社や工務店にとっては大きなメリットです。

建材店ではどんな商品が買える?

建材店ではどんな商品が買える?

ここでは建材店で買える商品について解説します。

具体的には以下の取り扱いがあります。

建材店で取り扱う商品の例
  • 土木材料(砂利、砂袋、砕石など)
  • 左官材料(セメント、乾燥生コン、軽量骨材、軽量モルタルなど)
  • 防水材
  • 急結剤
  • 剥離材
  • 色石・骨材
  • ブロック・コンクリート
  • 鉄筋・メッシュ

上記を中心に、多種多様な建材を販売しています。

また、建材以外にもスコップやコテ、ハンマーなどの工事関連の小道具も数多く取り扱っています。

建材以外にも調達したい資材がある場合には、一度相談してみてもいいでしょう。

ちなみに、工事に関わる資材を発注する場合には、専用の管理システムを使うのがおすすめです。

詳しくは以下の記事で解説しているため、気になる方はチェックしてみてください。

発注管理の様子

工務店が建材店と良好な関係を築くには?

工務店が建材店と良好な関係を築くには?

建材店を利用することで、さまざまなメリットがあります。

ここでは工務店が建材屋と良好な関係を築くためのポイントについて解説していきます。

具体的には以下のポイントが重要です。

工務店が建材店と良好な関係を築くポイント
  • 対等な関係を意識する
  • 工務店側の要望をしっかりと伝える

対等な関係を意識する

工務店側は建材店と対等な関係を意識して取引することが重要です。

建設業界に限らずですが、発注者側が受注者側に対して高圧的な態度になる場合がよくあります。

どうしても、発注者の存在があってはじめて受注者の事業が円滑に回ることに加え、立場的に発注者が指示するケースが多くなってしまうためです。

しかし、工務店側が高圧的な態度で接し続けてしまうと、最終的に工務店側からやりとりを拒否されてしまう可能性もあります。

そうなると、工務店側も建材店の協力がなければ資材を調達できず、工事をおこなうのに支障をきたしてしまいます。

工事を円滑に進めるためにも、建材店とは発注者としてではなく、あくまでパートナーとして対等な関係を意識することが大切です。

パートナーとして信頼関係を築くことができれば、建設に関するさまざまな有益情報を提供してもらえる可能性も高くなります。

工務店側の要望をしっかりと伝える

工務店側の要望をしっかりと建材店に伝えることも重要です。

発注者と受注者の関係性が悪くなることの原因の多くは、コミュニケーションがうまくいかず、互いの意思が適切に伝わらないことによって起こります。

受注者側である建材店も随時工務店側に要望を確認する必要がありますが、建材店も細かく工務店側の要望を把握するためには、工務店側からはっきりとした要望を伝えることが重要です。

あらかじめどのような建材を求めているのか、工務店側で明確にすることが大切といえます。

「どういった工事で使い、どのような特性を持つ建造物を建てるか」などの情報も伝えることで、建材店側が工事にあった最適な資材の提案をおこなってくれます。

まとめ

建材店は、工務店が工事をおこなうために必要な資材を提供してくれる大切な存在です。

また、建材の提供だけでなく、建設に関連するさまざまな有益情報を提供してくれるため、良好な関係を保つことで、工務店側は多くのメリットを得られます。

発注者と受注者という関係ではなく、パートナーとして信頼関係を築き、工事を円滑に進めていきましょう。

ちなみに、工務店側が建材などを調達するのには専用のシステムを使うことをおすすめします。

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