グリーンサイトは、クラウド上で安全書類の作成・提出・確認がおこなえるサービスです。
グリーンサイトを活用すれば、煩雑な安全書類の関連業務を効率化ができます。
本記事ではグリーンサイトの概要や機能、導入前の注意点について解説します。
グリーンサイトは、スーパーゼネコンから地域の工務店までと規模を問わず活用が可能ため、安全書類の業務を効率化したい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
グリーンサイトとは?
グリーンサイトとは、株式会社MCデータプラスが開発・販売している安全書類をクラウド上で作成・提出・確認できるサービスです。
安全書類の作成・提出がパソコン1台で完結するため、手間がかかりません。
クラウド型のサービスのため、自宅にいながら安全書類の作成がおこなえます。
また紙を印刷する必要がなくコスト削減につながります。
会社概要
グリーンサイトを開発・販売している株式会社MCデータプラスは、2015年4月21日設立されました。
会社概要は以下の表を参照してください。
商号 | 株式会社MCデータプラス |
設立日 | 2015年4月21日 |
事業開始日 | 2015年7月1日(※三菱商事株式会社より分社) |
本社住所 | 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿一丁目18番14号 恵比寿ファーストスクエア7階 |
代表電話番号 | 03-6435-6262 |
役員 | 代表取締役社長 瀧田 晃一 取締役 飯田 正生 西村 浩哉 秋山 光輝 樋口 健 監査役 玉川 哲也 役員紹介はこちら > |
資本金 | 309,706,800円 |
決算期 | 3月 |
株主 | 三菱商事株式会社(100%) |
従業員数 | 88名(2023年4月1日現在) |
事業内容 | 建設クラウド事業 -グリーンサイト -ワークサイト -スキルマップサイト -cacicar for 建設 リテイルクラウド事業 -cacicar -recemaru |
売上高 | 4,356百万円(2022年3月期) |
取引社数 | 契約企業数 :95,003社 (2023年3月31日現在) 契約現場数 :30,715現場(2023年3月31日現在) |
取得認証 | ISO27001 認証機関 :BSIグループジャパン株式会社 認証登録番号 :IS 93134 初回登録日 : 2005年3月29日 認証登録範囲 : 建設業向けクラウドサービス、データ分析クラウドサービス プライバシーマーク 付与機関:一般財団法人日本情報経済社会推進協会 登録番号:第10824834(01)号 初回登録日:2020年4月8日 |
グリーンサイトの特徴
グリーンサイトの特徴は、以下の4つです。
書類作成・提出・確認がパソコン一台で完結する
安全書類の作成・提出・確認をすべてパソコン上でおこなえます。
そのため、元請会社・協力会社ともに場所を選ばずに安全書類に関する業務がおこなえます。
インターネットに接続できる場所であれば、自宅でも作業が可能なため柔軟な働き方が実現可能です。
安全書類を印刷する必要がないため、業務を効率化が可能です。
また紙代が削減できるため、無駄なコストの節減につながります。
データ入力が1回で済む
以下のようなをデータの入力は1回で済むため、何度も同じ情報を入力する手間がかかりません。
- 従業員情報
- 保有資格
- 車両・クレーン情報
入力されたデータは、別現場に流用できます。
そのためデータ入力・書類作成の手間が省け、労働時間・残業時間の削減が可能です。
資格の期限切れに通知が来る
入力した以下のような資格情報の期限切れが近づくと通知が来ます。
- 建設業許可
- 各種免許
- 健康診断
事前に通知が来れば元請会社は、協力会社に書類の体制支出をお願いする手間がかかりません。
また協力会社は、期限切れが近い資格を持っている従業員・職人さんに早い段階で最新の資格状況の報告を声掛けできます。
さらに社会保険加入状況や有資格者も検索も可能です。
安全書類が自動作成される
グリーンサイトに入力された情報を元にして、以下の書類は自動で作成されます。
協力会社は、元請会社から要求された情報をグリーンサイト上に入力するだけで良いため、安全書類作成の負担が軽減します。
また、現場情報を入力された新規入場者アンケートの出力もおこなえます。
入退場履歴が管理できる
また協力会社や職人さんの現場への入退場を管理できます。
クリーンサイトから出力されるQRコードを読み込んで、入退場履歴を登録します。
ただし、通門デバイスによっては別途料金が必要な場合があります。
グリーンサイトの注意点
グリーンサイトを利用する上での注意点は、以下の3つです。
グリーンサイトは大変便利なサービスです。
しかしこれから解説する注意点を理解しておかないと、クリーンサイトの導入を公開する可能性があるため注意が必要です。
費用がかかる
1つ目の注意点は、導入・利用には費用がかかることです。
グリーンサイトの利用には「ID利用料」「プロジェクト利用料」の2つの利用料がかかります。
ID利用料は、元請会社と協力会社の両者が負担する費用です。
初期設定料金は利用人数にかかわらず10,000円で、利用人数によって変わるID利用料と追加利用料は下記の表を参照してください。
ID利用料 | 1名プラン 4,800円/年 10名プラン 12,000円/年 |
追加利用料 | 追加10名ごと +1,000 円 / 月 |
プロジェクト利用料は、元請会社が現場管理するためにかかる費用です。
初期設定料金は300,000 円です。
利用現場数によって変わるプロジェクト利用料は下記の表を参照してください。
コース名 | 契約プロジェクト数(pj) | プロジェクト利用単価 | 利用枠の追加単位 |
---|---|---|---|
Aコース | 10pj〜99pj | 7,000 円 / 月 | 1pj |
Bコース | 100pj〜249pj | 6,500 円 / 月 | 10pj |
Cコース | 250pj〜499pj | 6,000 円 / 月 | 10pj |
Dコース | 500pj〜999pj | 5,000 円 / 月 | 10pj |
Eコース | 1,000pj〜2,999pj | 4,000 円 / 月 | 10pj |
Fコース | 3,000pj〜4,999pj | 3,000 円 / 月 | 10pj |
Gコース | 5,000pj以上 | 2,500 円 / 月 | 10pj |
管理の手間が増えるケースもある
グリーンサイトの導入によって、書類管理の手間が増えるケースもあります。
先述したように、グリーンサイトでは入力された情報を元に安全書類の自動作成が可能です。
ただし、作成された安全書類の内容に間違いないかは確認が必要です。
確認を怠ると、発注者から書類の不備を指摘されると言ったトラブルが発生するケースもあります。
グリーンサイトは適切に活用すれば、安全書類の作成の負担を軽減できることは間違いありません。
最後は人の目での確認を必ずおこないましょう。
パソコンを用意しなければならない
グリーンサイトの利用には、パソコンの利用が必須です。
そのため、利用者全員分のパソコンを用意するための費用がかかります。
すでにパソコンが用意してある会社であれば問題ありません。
しかし1台のパソコンを複数人で使用している場合などは、パソコンの購入は必要です。
まとめ
本記事ではグリーンサイトの概要や機能、導入前の注意点について解説しました。
グリーンサイトは、必要な情報を入力すれば自動で「施工体制台帳」「施工体系図」の作成ができます。
また登録されている資格情報の期限切れが近づくと通知が来るため、先回りして資格情報の更新が可能です。
さらにデータはクラウド上で保存されているため、場所を選ばずに安全書類に関連する業務がおこなえ、柔軟な働き方を実現できます。
安全書類関連の業務を効率化したい方は、グリーンサイトを導入してはいかがでしょうか。
また業務全般の効率化や生産性向上を考えるならば、他の業務効率化システムも併せて検討をしてみてください。
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