お客さまへの提案に活かすために建築業界の最新情報やライフスタイルの変化、流行りのデザインを知ることは重要です。
本記事では、そのような情報を知りたい時に活用できるサイトを11種類紹介します。建設業関連の情報はもちろんそれに関連するジャンルの情報収集にも役立つためぜひ参考にしてみてください。
目次
建設情報メディア4選
建設関連の情報を主に発信しているメディアは少なくありません。ここでは、以下の4つのメディアを紹介します。
新建ハウジング|工務店のための専門メディア
「新建ハウジング|工務店のための専門メディア」は、工務店経営に役立つ情報を発信する工務店向けのメディアです。
毎月10日、20日、30日発行されるタブロイド版と、毎月1回発行されるA4雑誌版の「新建ハウジングワンテーママガジン」、さらに別冊・ムック本を年間2冊発行しています。
扱う内容は、全国の工務店のさまざまな取り組みの事例紹介のほか設備や資材に関する情報、さらには営業や広報、マーケティングといった情報など工務店に欠かせない便利な情報ばかりです。
経営者はもちろん、若い世代の購読にも適しており、若手育成のために活用している企業も見られます。
購読は定期購読への申し込みが必要です。また、Facebookアカウントや公式LINEといったSNSの運営も行っているため、スマホで新規情報を得ることもできます。
建設ニュース 入札情報の建通新聞社
「建設ニュース 入札情報の建通新聞社電子版」は、「迅速+正確+必要な情報」をコンセプトに建設工事ニュースや入札関連の情報、建設会社の動向など、建設業界全般に関する情報を発信しています。
新聞だけでなく電子版やメール配信など、さまざまな媒体で情報を発信しているため、自身の生活スタイルにあった形での購読が可能です。
さらに、記事検索や人物データベースなども利用できるため、過去のニュースや企業の取り組み事例などを参考にしたいときにも活用できるでしょう。
利用にあたっては購読の申し込みが必要ですが、一部の記事は建設ニュース 入札情報の建通新聞社電子版から無料で読むことができます。
日刊建設工業新聞
「日刊建設工業新聞オンライン」は、建設業を専門とする全国日刊紙のオンライン版です。
建設業の動向や中央官庁からの発注予定、関連団体の動向、企業トップのインタビューなど、業界に関する最新情報を幅広く扱っています。
また同紙を発行する株式会社日刊建設工業新聞社は、長年にわたって建設業に関する情報発信を行ってきた歴史があるため、業界における信頼も十分あります。
利用は購読の申し込みが必要ですが、一部の記事は日刊建設工業新聞オンラインから無料で読むことができます。
また、定期購読を申し込むと、記事検索サイトの無料利用が可能となります。
建設通信新聞DIGTAL
「建設通信新聞DIGTAL」は、株式会社日刊建設通信新聞社が提供する日刊全国紙のオンライン版です。
その名前の通り、行政、企業、団体、人事・訃報、インタビュー、速報、動画ニュースなど建設業に関する幅広い情報を提供しています。
利用にあたっては購読の申し込みが必要ですが、一部のニュースは無料で読めます。
追加料金を支払えばデジタル版のデータベース機能なども利用できるため、幅広い情報収集に活用できるでしょう。プランによっては過去の紙面をチェックすることもできます。
また、普段SNSを頻繁に見る方は日刊建設通信新聞のFacebookやTwitterアカウントをフォローしておくことで、いち早く情報を得られるでしょう。
ライフスタイル・まちづくりメディア4選
建設業においては、業界関連のニュースだけでなくライフスタイルやまちづくりに関する情報チェックも欠かせません。
流行りのライフスタイルやまちづくり情報を把握することで、お客さまへの提案の幅が広がるためです。
ここでは、ライフスタイル・まちづくりメディアを4つ紹介します。
新・公民連携最前線
「新・公民連携最前線」は、株式会社 日経BPが提供するメディアです。メディア内では、社会の抱える各種課題の解決に向けた「公」と「民」の連携に関する情報を提供しています。
具体的には、公民連携事業や「地方創生」関連の政策・取り組みの動向、さらには民間が主導となって行われる公的な事業などです。
少子化や高齢化、インフラの老朽化、さらには財政のひっ迫など一見すると建設業とは関係なさそうに見える課題でも、状況を把握しておくことで、業務に活かせることもあるでしょう。
WORKSIGHT
「WORKSIGHT」は、コクヨ株式会社ワークスタイル研究所が発行するメディアです。
「働くしくみと空間をつくるマガジン」として、労働環境を考える企業の担当者に向けて各種情報を発信しています。
空間インフラと制度インフラの整備を通した環境のリデザインという視点からアプローチしており、企業の抱える課題解決のヒントを与えてくれます。
そのほかにも、企業におけるチェンジマネジメントの事例紹介や新しいステップに移行する企業や組織の抱えるジレンマや決断のプロセつの解説、これまでにないワークスタイルを実践している人の紹介など企業目線、従業員目線の情報を発信している点が特徴です。
なおWORKSIGHTでは、年に2回発行される紙版と、随時更新されるWeb版を展開しています。
未来住まい方会議
「未来住まい方会議」は、YADOKARI株式会社が運営するメディアです。
住まい方や働き方といった暮らしをテーマにこれからの暮らしについて考えるきっかけ、実践するアドバイスを与えてくれます。
具体的には、小屋やタイニーハウス、空き家、コンテナハウス、さらには移住などさまざまな暮らしの形を紹介しています。
また、実際に地方に移住した人のインタビューや海外の住まいに関する情報、イベント情報など取り扱う情報やジャンルは多岐にわたる点が特徴です。
100%LiFE
「100%LiFE」は、マガジンハウスが旭化成ホームズの特別協力を受けて運営するデジタルマガジンです。「スタイルのある家と暮らし」をテーマに掲げ情報発信を行っています。
マガジン内で扱う内容は、遊び心やクリエイティビティを感じられる生活の紹介やインテリア、アート、ファッションなどさまざまなジャンルのトレンド情報など多岐に渡る点が特徴です。もちろん、家や家族、趣味、アウトドア、DIY、リノベーションなど日常生活に関する情報も多数取り扱っています。
顧客がどういった生活を送っているのか、どういった生活に憧れているのかを知るきっかけになるでしょう。
建築デザインメディア3選
デザインも建設業においては重要なテーマです。ここでは、建築デザインを扱うメディアとして以下の3つを紹介します。
BEYOND ARCHITECTURE
「BEYOND ARCHITECTURE」は、オンデザインパートナーズという横浜の建築設計事務所が運営するメディアです。
建築をアートやエンタメ、サブカルチャーを言語化して発信する点が特徴で、さまざまな建築家たちがメッセージを発信しています。
建築家というと、どうしても建物をデザインするイメージが強いかもしれません。
しかし、当然ながら建築家も家づくりや社会に対する思いを持っています。
このメディアは、そういった建築家たちの声が聞けるメディアだといえるでしょう。
また建築以外にも、空間や音楽、銭湯などさまざまなテーマのマガジンやイベントレポート、最新ニュースなども取り扱っているため、普段の仕事からは見えてこないような視点の考えに触れることができるかもしれません。
architecturephoto®
「architecturephoto®」は、「建築と社会の関係を視覚化する」という言葉をコンセプトとした掲げるメディアです。
建築設計者の立場を認知してもらい向上させることで、設計者がより活躍できるようになってもらいたいという思いがこのメディアには込められています。
扱う内容は、歴史、実務、社会、理論、経営などさまざまな視点から建築を捉えて情報を発信しています。
designboom
「designboom」は、海外の建築デザインを扱うサイトです。海外の建築はもちろん、日本の建築も取り上げられています。
サイトは英語表記ですが、目で見るだけでも十分に楽しめるメディアです。
海外の建築デザインサイトはいくつかありますが、その中でも断然見やすいメディアだといえるでしょう。
まとめ
今回は、建設業に従事する人が情報収集に活用できる11のメディアやサイトを紹介しました。
建設業と一言でいっても、関連する分野や視点は多岐に渡ります。
今回紹介したメディアに目を通すことで、これまでにはなかった視点や考えに触れることができるかもしれません。
また、建設業界向の取り組みや便利なツールなど業務に役立つ情報をえられるでしょう。
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