BUILD U Premium(ビルドユー プレミアム)とは、建設業に特化したERPシステムです。
建設業は、人手不足や時間外労働の上限規制など問題に対応するために、業務の効率化が求められています。
しかし「業務の効率化をおこないたいが、どこから手をつけて良いかわからない」という建設業経営者は多いでしょう。
上記のような悩みをお持ちの方は、BUILD U Premiumの導入を検討してください。
本記事では、BUILD U Premiumの機能や特徴、料金プランを解説します。
目次
BUILD U Premiumとは?
BUILD U Premium(ビルドユー プレミアム)とは、建設業に特化したERPシステムです。
建設会社・ゼネコン・工務店に必要な機能が揃っており、システム1つであらゆる作業を効率化します。
経営者や営業部、経理部や工事部あらゆる部署に使用できるシステムで、部署ごとにシステムを使い分ける必要がありません。
さらに株式会社ユニテックは、建設業基幹システムに35年の実績を持っており、あらゆる顧客の悩みを解決してきた経験があります。
そのため、どのITツールを導入するべきか悩んでいる方にもおすすめできるツールです。
動作環境は以下の表を参照してください。
Server OS | Microsoft Windows Server 2016 |
PC環境 | Microsoft Windows 8.1 / 10 Microsoft Office Excel 2013 / 2016 Internet Explorer 11,Safari,Google Chrome ※DB ServerとAP Serverの構成、および台数は、お客様利用規模等により異なります。 ※AP Serverは、ワークフローご導入の場合のみ必要となります。 ※本文に記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。 |
会社概要
BUILD U Premiumを開発・設計・販売している株式会社ユニテックは、1985年7月1日に設立されました。
株式会社ユニテックは、東京証券取引所スタンダード市場上場に上場している株式会社植木組の子会社です。
社名 | 株式会社 ユニテック |
所在地 | ●本店 〒945-0055 新潟県柏崎市駅前2-1-19 電話 0257-22-0555 FAX 0257-22-0554 ●本社 〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町41-2 電話 03-3253-2401 FAX 03-3253-2406 |
設立 | 1985年07月01日 |
代表者 | 代表取締役社長 植木 豊一 |
資本金 | 5,000万円 |
従業員数 | 85名 |
役員 | 常務取締役 稲葉 淳 常務取締役 室岡 忍 取締役 藤田 達朗 取締役 松井 範幸 取締役 星野 和利 取締役 櫻井 隆一 監査役 力石 正仁 |
取引銀行 | 三井住友銀行 神田駅前支店 第四北越銀行 柏崎支店 |
グループ会社 | 株式会社 植木組 北陸施設工業 株式会社 植木不動産 株式会社 株式会社 アスカ 株式会社 植木機工 株式会社 はまなす保険企画 株式会社 さくら介護サービス 高浜観光開発 株式会社 株式会社 村田電気商会 |
出資会社 | 株式会社 カシックス (システム運用開発、GIS 映像開発、人材育成事業) モリパワー株式会社 (Webシステム開発、スマートフォンアプリ開発、Webサイト制作、教育事業) |
BUILD U Premiumの機能
BUILD U Premiumの機能は、基本機能とオプション機能に分類されます。
基本機能とオプション機能をそれぞれ分けて解説します。
基本機能
BUILD U Premiumの基本機能は、下記10個です。
受注管理
受注した案件に関する以下のような情報を登録できます。
- 施工場所
- 施工形態(JV施工・単独施工)
- 売上基準(進行基準・完成基準)
- 施主様
- 契約日
- 契約金額
- 入金予定情報
また受注済みの案件情報も登録できるため、システム導入前に受注した案件も1つのシステムで管理できます。
実効予算管理
受注した工事の実行予算を作成できます。
実行予算とは、工種・数量・金額のように明細レベルで組んだ予算のことです。
作成された実効予算に対して、管理者は申請承認機能を利用できるため、各現場で精度の高い実行予算を使用して原価管理をおこなえます。
また過去履歴との比較もおこなえ、利益率が下がった理由や赤字工事になった理由などを簡単に分析可能です。
さらにWebブラウザで実行予算を作成・変更・改訂が可能で、現場事務所でも実効予算に関する作業がおこなえます。
注文管理
協力会社や商社などの材料納入会社に対する、見積り依頼書や注文書を登録・発行できます。
見積り依頼や工事注文は、実行予算のデータを流用できるため、同じ項目を何度も入力する手間が省け、予算を意識した注文書の発行が可能です。
また下記のような工事以外の登録もおこなえます。
- 設計外注費
- 資産の購入
- 一般管理費の購入
申請承認機能も備わっており、管理者が承認しないと注文書の発行はおこなえません。
請求管理
協力会社や商社などの材料納入会社からの請求書を受け入れ、工事原価に計上できます。
請求書が登録されるとリアルタイムで、工事原価に実績が計上去れるため、実行予算と実績の差異をすぐに分析可能です。
また注文のある請求とない請求を以下のように区別して管理できます。
- 取極請求:注文のある請求
- 取極外請求:注文のない請求
支払管理
協力会社の請求に対しては、以下の3パターンで支払いの処理が可能です
- 定時支払:支払いの締め日と支払日が登録されている場合に使用
- 随時支払:支払日を自由に設定可能な場合に使用
- 即時支払:支払い処理へ回さない場合に使用(既に支払いが終了している請求など)
さらに登録された情報を活用して、銀行振込用のファーム・バンキングデータの作成・支払通知書の出力にも使用されます。
また、支払手形やファクタリング、期日払いなどの各種金種での支払いにも対応しているため、大変便利です。
加えて、支払金額の調整や再掲との相殺機能も備えており、経理担当者の手間を軽減します。
工事原価管理
協力業者に発注した金額と実行予算とを比較し、工事全体の収支を管理可能です。
また注文をおこなった発注契約に対して、出来高査定をおこなう機能も備わっています。
工事の種別や業種などにより関連する任意の工事複数集計して管理も可能です。
過去工事の注文金額から今後の「予定原価」を割り出せ、新規工事の原価管理に活用できます。
施主請求管理
登録された入金情報を元に、施主様への工事代金請求書の作成が可能です。
登録された施主請求情報は、入金管理に連動するため二重入力の手間がかかりません。
また下記のような工事以外の債権情報の請求書も発行できます。
- 営業外入金
- 原価戻入
さらに請求書に対する入金処理の残額管理もおこなえ、請求漏れを発生させません。
入金管理
施主請求管理で登録された情報を元に、入金処理をおこなえます。
発行済みの請求書を引用して、各工事・契約に入金実績の計上をおこなうことが可能です。
発行済みの請求書に対して、入金・消込の管理がおこなえ、各工事の入金残高や得意先別の入金実績管理ができます。
完成売上管理
工事完成基準/工事進行基準どちらの基準でも、完成計上に関わる完成振込処理をおこなえます。
請求残がある取極注文んは、残額を自動で未払計上にすることも可能です。
完成売上計上は、四半期月次決算まで対応します。
会計伝票処理
振替伝票の登録・振替伝票の確認・会計システムとの連携が可能です。
会計システムとの連携は、任意のタイミングでおこなえます。
CSVでの取り込み機能を備えているため、エクセルなどで作成したデータも簡単にシステムと連動させることが可能です。
オプション機能
オプション機能は、以下の10個です。
営業管理
引合物件に対して、受注見込み金額や受注確度などの情報を登録できる機能です。
物件が受注されると、入力された情報は、工事・契約へ連動できます。
また営業物件ごとに投入した営業費の管理がおこなえ、以下の振替が可能です。
- 物件を受注した場合:工事原価
- 失注した場合:部門費
経費管理
経理管理では以下のことをおこなえます。
- 社員への仮払い
- 立替金の精算
- マスタ登録されていない取引先への支払い
経費管理も申請承認機能を備えており、管理者や経理担当者の承認を得てから支払い処理をおこなえます。
労災保険管理
労災保険管理では以下のことをおこなえます。
- 労災保険情報の登録
- 労災保険期間情報の登録
- 一括有期事業に対する労災保険料の計算
- 工事原価へ配賦計上
登録された情報を元に、一般拠出金の計算をおこない、工事原価へ配賦します。
JV管理
JV管理では以下のことをおこなえます。
- 企業体の工事情報の管理
- 原価情報の管理
- 出資金請求
- 立替金請求
- 取下分配
人件費配賦管理
給与システムから人件費の金額データを取り込み、各工事・物件・部門に配賦が可能です。
配賦割合は、担当者の従事割合に応じます。
また、内勤者の人件費はマスタ登録により、自動的に部門経費で計上が可能です。
工数入力管理
社員の工数を入力して、入力された工数にローディング単価を乗じて、各工事の原価に配賦が可能です。
ローディング単価は社員マスタの役職別に設定します。
また工事以外に物件や部門に費用として計上も可能です。
共通費配賦管理
内部管理部門で発生した共通費用を手持工事の請負金出来高の比率によって、応分の費用配賦が可能です。
経営管理
現場スタッフは経営者へ経営や業務の意思決定に必要な情報を、リアルタイムで提供できます。
表示される管理項目は、有価証券報告書で表記される下記の経営指標です。
- 受注高
- 完成工事高
- 完成工事利益
- 施工高
など
販売管理
建設事業に付随する「兼業」として、物品販売業を営んでいる場合に使用する機能で、以下ことをおこなえます。
- 商品の出荷
- 商品の入荷
- 商品の発注
- 請求
- 在庫管理
さらに、物品のみの業務処理だけでなく、工事管理と連携させた利用も可能です。
保守事業管理
施工後の建物に設置されている機器の保守・整理する業務をサポートします。
聞き情報を統合・共有・標準化により、保守業務の効率化が可能です。
BUILD U Premiumの特徴
BUILD U Premiumの特徴は下記の3つです。
35年のノウハウ
BUILD U Premiumを開発・設計・販売している株式会社ユニテックは、建設基幹システムに35年のノウハウを持っています。
そのため、さまざま会社の課題や悩みを解決してきた実績があり、おすすめのシステムと言えるでしょう。
Webブラウザのみで使用できる
Webブラウザのみで使用できるシステムで、アプリなどをインストールしなくても利用可能です。
またネット環境が整っていれば、スマートフォンやタブレットからでも使用できます。
強固なセキュリティー
強固なセキュリティーを備えており「誰が・いつ・どのようなデータを入出力したのか」がログ情報に蓄積されます。
そのため、情報の不正利用などを未然に防止が可能です。
BUILD U Premiumの料金
公式サイトに料金の説明はありませんでした。
料金を知りたい方は公式サイトよりお問い合わせください。
BUILD U Premium導入の流れ
導入の流れの説明も公式サイトにはありませんでした。
しかし、資料請求などはおこなえるため、興味のある方は下記リンクより、申し込んではいかがでしょうか。
BUILD U Premium利用者の本音をチェック!
BUILD U Premiumに関する口コミは、見つかりませんでした。
しかし、他メディアではスマートフォンやタブレットでも使用できることから、「場所を選ばないで仕事ができる」「ほとんどの業務を1つのソフトで管理できる」と評価されていました。
結論:BUILD U Premiumの総合評価は★★★☆☆
BUILD U Premiumは、建設会社・ゼネコン・工務店の業務を1つのシステムで管理できる万能なツールです。
一度入力した情報を流用できる機能があるため、人的ミスを防止できるだけでなく、部署間の連携もスムーズにおこなえます。
またオプション機能ですが、JVにも対応しておりあらゆる企業の要望に対応できるシステムと言えるでしょう。
まとめ
本記事では、BUILD U Premiumの機能や特徴について解説しました。
経営・営業・経理・工事などあらゆる業務を1つのシステムでおこなえるため、複数のツールを使い分ける必要がありません。
Webブラウザ上でのみ使用できるため、システムのインストールなどの手間がかかりません。
また、ネット環境が整っていれば、時間や場所に縛られることなく仕事ができます。
1つのシステムで業務を完結させたい方は、BUILD U Premiumの導入を検討してはいかがでしょうか。
ただし、BUILD U Premiumは工程表作成や協力会社との情報共有などには使用できません。
これらの業務を使用したい方は、下記の工務店・リフォーム会社向けの業務効率化システムの導入をおすすめします。
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