集客のためにチラシを作る工務店は少なくありません。
チラシを初めて作る場合、チラシにどのようなメリットやデメリットがあるのか、Web集客が主流である中でチラシを作る意味はあるのか、など気になる人もいるでしょう。
そこで、この記事ではチラシを作るメリットから効果的なチラシの作り方などについて解説します。ぜひ参考にしてみてください。
目次
【工務店】チラシの効果

ここでは、チラシを作ることに関して、メリットとデメリットを紹介します。
チラシのメリット
チラシを作る1番のメリットは、配布するエリアを指定できることです。配布エリアが指定できれば、ローカル色を出すこともできます。
例えば、立地を節目する際に「スーパー●●の隣」と記載したり、サービスを紹介する際に「●●町の方限定」と記載したりと、その地域に住んでいるからこそわかる説明の仕方ができるでしょう。
チラシのデメリット
チラシのデメリットとしては、扱える情報に限りがあることが挙げられます。
チラシは紙面に情報を記載するため、どんなに頑張っても情報を詰め込めるのは紙1枚分のみです。
そのため、伝えたい情報があるにもかかわらず、紙面スペースの都合で伝えきれないといったことがあるかもしれません。
一方でweb広告の場合は、紙面のようにスペースに限りがなく、情報を深掘りできます。
また、ホームページの閲覧や資料請求ページへの遷移もワンクリックで行えるため、チラシからホームページを検索したり資料請求するよりもハードルが低いでしょう。
チラシの作り方

ここでは、チラシの作り方として、目的とターゲットを決定する重要性と、用意する必要があるものやデザイン制作について説明します。
目的とターゲットの決定
チラシを作る場合、まずは目的とターゲットを明確にする必要があります。ターゲットや目的が曖昧だと、効果的なチラシは作れません。
例えば工務店のチラシをデザインする場合、ターゲットは「家を作ろうとしている人」、目的は「集客」となるとしましょう。一見するとターゲットと目的が定まっているように見えるかもしれませんが、これでは対象となる人が多すぎるため、誰にでも当てはまるような薄い内容のチラシしか作れません。
ターゲットや目的を考えるときは、5W1Hを活用してみてください。5W1Hは、以下の単語の頭文字のことです。
- Who(だれが)
- When(いつ)
- Where(どこで)
- What(なにを)
- Why(なぜ)
- How(どのように)
これに情報を当てはめることで、ターゲットや目的を絞ることができます。
例えば工務店であれば、以下のようなイメージです。
- Who(新婚の夫婦が)
- When(結婚を機に)
- Where(郊外で)
- What(一軒家の建設を)
- Why(子供ができたときを想定して)
- How(比較検討する)
ターゲットが特定の人たちになるため、これに当てはまる人がチラシを見れば「今の自分たちにぴったりだ!ちょっと話を聞いてみようかな」となる可能性があります。
用意するもの
チラシを作ると決定しても、何から始めれば良いかわからず、なかなか作業が進まないでしょう。
チラシ作りの際には、事前にチラシの構成や伝えたいメッセージ、文章などを用意しておきましょう。大まかな内容が決まっていると、作成もスムーズに行えます。
また、ラフレイアウトも用意しておくことをおすすめします。
実際のチラシのサイズを想定したレイアウトがあれば、文字の大きさやレイアウト、バランスなどもチェックできるためおすすめです。
そのほかにも、チラシに入れる写真やイラストをはじめとした画像も用意しておきましょう。
画像に関しては自社でオリジナルの写真を撮影したり、イラストを作成したりするほか、素材集から購入することも可能です。
工務店の規模が小さく予算に余裕がないといった場合は、スマートフォンで撮影した画像を使用してもいいでしょう。
デザイン制作
ラフレイアウトをそのままチラシにしてもパッとしない印象になる恐れがあります。そこで、装飾を加えるためにデザイン制作を行います。
デザイン制作には、以下のような専用ソフトやビジネスソフトを使用することが一般的です。
- Adobe Illustrator(イラストレーター)
- Adobe InDesign(インデザイン)
- Word(ワード)
- PowerPoint(パワーポイント)
リソース不足でこれらのソフトを使用できない場合は、印刷会社に制作を依頼することをおすすめします。または、クラウドソーシングなどを利用して個人のデザイナーに依頼する方法もあります。
集客成功するためのポイント

ここでは、チラシを活用した集客を成功させるためのポイントとして、以下の2点について解説します。
集客のポイント
チラシを使って集客するためには、チラシを見た人の目を引くようなインパクトのあるデザインにすることが大切です。
チラシを手にした人が、チラシの内容をきちんと見るかどうかは、ファーストインパクトで決まるといっても過言ではありません。
インパクトがあれば「なんだこれは?」となり、そのまま目を通すはずです。
インパクトを持たせるためには、目立たせたい部分のレイアウトを大きくしたり、余白を大きめにとることなどがポイントです。
そのほかにも、色の使い方を考えることも大切です。
例えば、メインとなる背景色を濃色にした場合、文字や罫線などは薄い色にすると印象に残りやすくなります。
また、使用する色を多くして、カラフルな見た目にすることもインパクトを残す方法の1つです。
レイアウトのポイント
①グループ化
レイアウトに関してはグループ化することが大切です。
グループ化とは、情報を結びつけて整理することです。例えば、内容が近い情報を近くにまとめる、カテゴライズするといったイメージです。
情報を区別できるように線や枠、図形を使うことも効果的でしょう。
②一定のルールで情報を整理
チラシのレイアウトをなんとなく作ってしまうと、文頭の位置が揃っていなかったり、余白が均等でなかったりとバラバラとした印象の見た目となります。
そのため、文頭や文末、余白などを揃えるようにしましょう。
一定のルールのもとで情報を整列させるだけでも、すっきりとした見やすいチラシとなります。
③構造が同じ情報は、同じレイアウトを繰り返す
同じ構造で情報を扱う場合は同じレイアウトを繰り返すようにしてください。
例えば、複数の営業所を持っている工務店であれば、各営業所の案内は以下のように同じレイアウトで行います。
◆〜工務店A営業所
住所:〜〜〜
電話番号:〜〜〜
◆〜工務店B営業所
住所:〜〜〜
電話番号:〜〜〜
◆〜工務店C営業所
住所:〜〜〜
電話番号:〜〜〜
④メリハリと導線を大切に
文字の大きさや色の明暗、文章の密度などメリハリをつけることで、見やすくなります。
また、人間の視線の動かし方には法則があります。チラシのレイアウトは、この法則に則ることがポイントです。
具体的には、チラシの上部に一番伝えたい情報を記載し、その後目線が横もしくは下に進んでいくにつれてより詳しい情報を記載するという流れが理想的でしょう。
まとめ
今回は、工務店がチラシを作るときのメリットとデメリットからチラシの作り方、さらには集客のためのポイントについて解説しました。
チラシはターゲットを限定できる点が大きなメリットだといえます。そのため、チラシをを作る際は、まず目的とターゲットを明確にすることがポイントです。
ぜひ、今回の内容を参考にチラシ作りに取り組んでみてください。
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