SATORIはMAツール(マーケティングオートメーションツール)です。
今回は、SATORI の機能や特徴、口コミ・評判について解説します。
コストパフォーマンスに優れ、使い勝手の良いMAツールをお探しの方はご一読ください。
SATORI とは?
SATORIは、匿名見込み客のデータ管理・蓄積に強みを持ったMAツールです。
MAツールとは、マーケティング活動を自動化するツールです。
顧客の獲得・育成・アプローチすべき顧客の抽出といったマーケティング活動の仕組み化を補助する役割があります。
顧客情報の管理や、サイト内における顧客の行動分析、顧客との関係構築、受注見込みの高い顧客の選定、条件を満たした顧客へ自動メール配信をおこなえます。
純国産のMAツールのため、日本人が直感的に操作できるよう設計されており、マーケティング初心者でも簡単に使用可能です。
導入実績が1,000社以上あり多くの悩みを解決してきた経験を持っているため、初めてMAツールを導入する会社でも、安心して利用できるでしょう。
また、建設業界におけるIT化の現状と必要性については詳しく解説している記事をご確認ください。
会社概要
SATORIの開発・設計・販売をおこなっているSATORI株式会社は、2015年9月に設立されました。
2022年1月11日には、第三者割当増資により総額約20億円を調達しており、今後成長がますます期待される企業です。
【出典】「国内認知度NO.1*マーケティングオートメーションツール」を開発・提供するSATORI総額約20億円の資金調達を実施、累計調達額は45億円超-企業情報
SATORI株式会社の会社概要は、下記の表を参照してください。
社名 | SATORI株式会社(SATORI, Inc.) |
役員等 | 代表取締役 植山 浩介 社外取締役 都 賢治 社外取締役 長竹 宏 常勤監査役 稲冨 秀人 社外監査役 杉山 直也 社外監査役 荒堀 敬子 上席執行役員 技術開発本部 本部長 池上 弘志 上席執行役員 事業本部 本部長 高橋 美絵 執行役員 経営管理部 部長 藤野 敦 |
事業内容 | マーケティングオートメーションツールの開発・販売 |
設立 | 2015年9月 |
所在地 | 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町23-21 渋谷区文化総合センター大和田 11F アクセスページへ |
資本金 | 45億2,320万円(払込済資本)※2022年6月末時点 |
役員 | 代表取締役 植山 浩介 取締役 都 賢治 取締役 長竹 宏 監査役 杉山 直也 |
SATORIの機能
SATORIのマーケティングを仕組み化できる機能を下記7つ紹介します。
- リードマネジメント
- リードトラッキング
- ランディングページ作成
- リードナーチャリング
- リードクオリフィケーション
- オートメーション
- レポート
リードマネジメント
見込み客のデータ管理を簡単におこなえます。
リードとは、マーケティング用語で「見込み客」のことです。
見込み客とは主に、メールアドレス・電話番号を入手している顧客や名刺を持っている顧客を指します。
リードマネジメントとは「見込み客の情報管理」のことです。
SATORIは、メールアドレスなどを入手している実名リードに加えて、問い合わせを受ける前の匿名リードの管理も可能です。
実名リードの獲得は、住宅展示場などでアンケートに「名前」「メールアドレス」などの個人情報を記載してもらえれば実名リードに獲得ができたと判断します。
上記のようなオフラインで獲得したリード情報は、CSVファイルで保存しておけばリードの登録や削除も一括でおこなえ、管理画面からは個人情報の登録・編集・削除が可能です。
蓄積されたリードの情報は、さまざまな検索条件を基にリスト化できます。
作成したリストを基にメール配信もおこなえ、リードとの関係作りが可能です。
また、検索条件に合致したリードデータをCSVファイルで出力もできるため、リードデータの活用に手間が掛かりません。
リードトラッキング
リードトラッキングとは、マーケティング用語で「サイト内で見込み客がどこに興味・関心を持っているのか追跡・分析をおこなうこと」です。
特定の行動・条件を満たすユーザーのグループ分けをおこない、自社のターゲットとなるユーザーだけに、広告配信やウェブ上でバナー表示できます。
特定のオンライン・オフラインの行動に対してタグを付与しての管理も可能です。
さらに、自社サイトだけでなく他サイトでのユーザーの行動分析もおこなえます。
ランディングページ作成
ランディングページ(LP)とは、広義と狭義で2つの意味を持っています。
広義のランディングページとは、ユーザーが検索エンジン・広告リンクなどを通して初めに閲覧するページのことです。
狭義のランディングページとは、ユーザーを資料請求やイベントの申し込み、問い合わせなどのアクションに誘導することに特化したページのことをいいます。
SATORIは、自社で管理しているウェブページをひな形にして、同じ内容のウェブページを簡単に作成・編集できます。
また、ウェブページやメール、ポップアップ作成時使用する画像や資料ダウンロード等に使用する電子ファイルを保存することも可能です。
リードナーチャリング
リードナーチャリングとは、見込み客(リード)に対して段階的なアプローチをおこない関係性を深め、将来の受注につなげる方法です。
SATORIに登録済みのリードが、設定した条件を満たした場合に自動でステップメールを送れます。
例えば「住宅でお金を掛けるべき場所5選」「初めてのマイホームで失敗しないために知っておきたいこと」など、リードの興味関心を高める内容を定期的に発信すれば、リードの購買意欲が高まり成約につながりやすくなるでしょう。
リードクオリフィケーション
リードクオリフィケーションとは、獲得したリードの中からさらに購買意欲の高いリードを選別することです。
闇雲にアプローチを掛けるよりも、購買意欲の高いリードからアプローチを掛けることで効率的な営業活動が可能となります。
購買意欲の高いリードを選別する方法は、下記の2つです。
- スコアリング
- Hotリードの抽出
スコアリング
スコアリングとは、リードが特定のアクションをおこなった場合に点数を付与し、スコアの高いリードから購買意欲が高いとする方法です。
スコアリングは、下記のようにおこないます。
- ウェブページを閲覧した→プラス1点
- ステップメールのリンクをクリックした→プラス2点
- イベントの予約をおこなった→プラス3点
上記の例では「積極的にアクションをおこなうリードは購買意欲が高い」と仮定して、点数を付与する条件と点数を決めています。
購買意欲の高いリードの条件は、会社ごとに異なるでしょう。
精度良く購買意欲の高いリードを選別するためには仮定と実践をくり返し、条件と点数のバランスをブラッシュアップし、自社の購買層に合うスコアリングをおこなう必要があります。
Hotリードの抽出
Hotリードの抽出とは、特定の条件に属するリードやアクションをおこなったリードを購買意欲が高いとする方法です。
特定の条件と行動の例は、下記をご参照ください。
- 特定の条件:世帯年収が1,000万円以上
- 特定の行動:過去1ヶ月に複数回ウェブページを閲覧している
設定した条件に該当するリードに対して、メールを送るなどタイミングの良いアプローチをおこなえば、受注確度が高まります。
オートメーション
設定した条件でメールの配信などを自動化できます。
例えば「住宅展示場へ来店したユーザーにはセミナー案内のメールを送信する」「セミナー参加者には毎週水曜日にステップメールを配信する」などが可能です。
またリードへのメール配信だけではなく社内メールの自動化もできます。
例としては、「世帯年収1,000万円以上のユーザーが問い合わせをした場合は、担当者へ通知メールをおこなう」です。
レポート
レポート機能が充実しており「施策の効果を分析をおこなうためのデータ」「PDCAを回す際のデータ」として参考となるレポートを簡単に閲覧できます。
ダッシュボードでは、実名・匿名ごとのリード数や推移、目標の達成件数や推移を閲覧可能です。
また、キャンペーンをおこなった後の費用対効果も確認できます。
SATORIの特長
SATORIの特徴は、下記の3つです。
- 匿名リードのデータ対するマーケティング
- 純国産のMAツール
- 充実のサポート体制
匿名リードのデータに対するマーケティング
SATORIの強みは、メールアドレスなど情報を何も持っていない匿名リードに対してのマーケティングです。
ウェブサイトを訪れる98%のユーザーは、閲覧するだけで自分の情報を入力しないといわれています。
より多くのユーザーの情報を集めるためには、匿名リードに対するアプローチをおこなわなければなりません。
匿名リードに対するマーケティングは、下記の流れでおこなわれます。
- 閲覧履歴を蓄積・分析をおこなう
- ①を基に匿名リードは自社のどこに興味を持っているのか仮説を立てる
- 仮説を基にネット広告などで興味を引く内容を発信する
具体的なSATORIの匿名リードに対する手法は、「マーケティングオートメーション入門」資料をダウンロードし確認してください。
純国産のMAツール
SATORIの開発はすべて日本国内でおこなわれており、日本人の商慣習に合わせた設計や日本人になじみやすい操作画面の提供が可能です。
外国産のMAツールは、サポートが日本語に対応していないツールもあり導入することも難しいツールもあります。
また、外国産のMAツールは機能が充実していても操作画面が日本人にはわかりづらく、特に初心者の場合、充実した機能が備わっていても使いこなせないかもしれません。
SATORIは日本人スタッフが日本語でサポートしているため、時差もなく問題が発生してもスピーディーに解決できます。
充実のサポート体制
サポートが充実しており、導入時や運用中の悩みや課題をすぐに解決できる体制が整っています。
サポートセンターは24時間365日稼働しており、何度でも無料で問い合わせ可能です。
オンラインマニュアルがウェブサイト上に公開されており、設定方法や多くの方がつまずくポイントはマニュアルを見るだけで解決できます。
3コマまで無料で受講できるセミナーがあり、初期導入に必要な考え方から実践方法まで確認可能です。
有料版ユーザー限定で、SATORIをさらに利活用するための動画や活用視点サイトを用意しています。
マニュアルにはない設定方法が載っており、本気でマーケティングをおこないたい方におすすめです。
ユーザー同士のコミュニティも提供しています。
- 自社では、マーケターの悩みを話せる環境がない
- 他社の施策を参考にしたい
- モチベーションが落ちている
上記のような悩みを解決するための仲間を作ることが可能です。
SATORIの料金
SATORIの料金プランは下記の通りです。
- 初期費用:300,000円
- 月額費用:148,000円/月
※従量課金が発生する場合があります
※料金は税別です
また、有料オプションサービスも用意されておりサービス内容や料金についてはお問い合わせください。
SATORI導入から運用開始
SATORI導入から運用開始までの流れは、下記の通りです。
- 申込書受領
- 計測タグの設置
- 実名リードデータの計測
- 各種設定・メール配信などの運用開始
SATORI利用者の本音をチェック!
SATORIの利用者はどのような本音を持っているでしょうか。
導入前に利用者の口コミをチェックしましょう。
SATORIの口コミ
「SATORI」導入によって自動化することで、コスト削減だけではなく、お客さまへのタイムリーなフォローが可能になりました。 また、お問い合わせに至っていない匿名状態のお客さまには、会員登録や希望条件の登録へ促すといったポップアップ施策を行っています。
【引用】株式会社東栄住宅-「SATORI」導入事例
「『SATORI』の導入にあたって、営業担当の方には非常に助けられたのを覚えています。担当者の方にメールを送り、疑問に感じた設定箇所についての助言をもらうことができました。カスタマーサポートの方だけでなく、営業担当の方もマーケティングの専門的な知識とノウハウをお持ちなので、導入前後のサポート面も安心でした。また、『SATORI』の上で公開されている活用支援サイトと利活用セミナーは特に参考になったと思います」
【引用】株式会社マグネットスタジオ-「SATORI」導入事例
「多彩な機能がオプションではなく、基本料金内ですべての機能が使えることも魅力でしたが、一番決め手となったのは『SATORI』が国産ツールであるということです。日本語がベースとなり組み立てられているため、操作がしやすく、すぐになじめます。管理画面内のボタンやパーツの配置などにも日本人が直感的に理解できる表現がされているように思えます」
【引用】スラッシュ株式会社-「SATORI」導入事例
「他のMAツールで匿名顧客へのアプローチを実現しようとすると、デフォルトではなくオプションで追加する必要がありました。今回の施策を実践するための機能にすると、『SATORI』よりも月額で3倍くらいの費用になってしまう。費用面を考えると、圧倒的に『SATORI』のほうがリーズナブルでしたね。弊社にとって、機能と費用のバランスが一番とれていたのが『SATORI』だったんです」
【引用】株式会社グローバル・リンク・マネジメント「SATORI」導入事例
結論:SATORIの総合評価は★★★★☆
「自動化によるコスト削減をおこないつつ、実名リードへのタイムリーなフォローや匿名リードに対するアプローチができるようになった」との口コミがありました。
SATORIは設定条件次第で、ターゲットとなるユーザーにメール配信などを自動でおこなえるため、商談のチャンスを逃しません。
「カスタマーサポートだけでなく、営業担当者の知識が深く頼りになった」との声もあります。
営業担当者が製品やマーケティングの知識が深いと、ちょっとした疑問をすぐに解決できるため、特にはじめてMAツールを導入する企業は安心できるでしょう。
「必要な機能がすべて基本料金で使用できる」「機能と料金のバランスが優れている」と評価する声もありました。
おこないたいマーケティング施策によっては料金がSATORIの3倍も以上になる場合もあり、基本料金で必要な機能が使用できるSATORIはコストパフォーマンスに優れたMAツールといえます。
まとめ
本記事は、MAツール『SATORI』の機能や特徴、評判・口コミを解説しました。
SATORIは基本料金でマーケティング施策に必要な機能をすべて使用できるため、コストパフォーマンスに優れています。
また、機能の設計・開発はすべて日本国内でおこなっており、日本人の商慣習になじみやすく、使いやすい操作画面を提供しています。
初めてMAツールの導入を考えている場合は、SATORIの導入を検討してはいかかでしょうか。
SATORIはマーケティングを効率的におこなえるツールですが、工務店業務に特化して効率化を考えているならば、業務効率化システムの導入をおすすめします。
建築現場博士がおすすめする工務店・建築業界の業務効率化ソフトはAnyONEです。
導入実績2,700社超の業界No.1基幹システムで、国交省「第一回 長期優良住宅先導的モデル事業」に採択されています。
エクセルのような操作感で、レイアウトもマウスで変更できるため、ITが苦手な方でも簡単にお使いいただけます。
また、システムの導入後も徹底的なサポートを受けられるため、安心して運用できるでしょう。
大手・中堅企業様から一人親方様まで規模感を問わず、業務状況に合わせて様々な場面でご利用いただけます。