無料テンプレートはこちら

太陽光発電のメリットとデメリットとは?デメリット解消法を紹介

太陽光発電のメリットとデメリットとは?デメリット解消法を紹介

太陽光発電のメリットは電気代削減や省エネ意識の向上、売電収入など多岐に渡ります。

一方でデメリットがあることも事実です。

工務店の営業担当の方は施主から太陽光発電のメリットだけでなくデメリットについて質問され、うまく答えられず困った経験がある営業担当も多いでしょう。

この記事では太陽光発電を設置する7つのメリットと5つのデメリットを紹介し、デメリットを解消する方法も解説します。

この記事はこのような方におすすめです
  • 改めて太陽光発電システムのメリットを知りたい
  • 太陽光発電システムのデメリットを解消する方法を施主に説明したい

太陽光発電を設置する7つのメリット

太陽光発電を設置する7つのメリット

太陽光発電を設置するメリットは以下の7つです。

太陽光発電を設置する7つのメリット
  • 電気代の削減
  • 電気代高騰への対策
  • 停電対策
  • 省エネや環境への意識の向上
  • 断熱効果
  • 売電収入
  • 蓄電池やV2Hとの併用

電気代の削減

太陽光発電システムの設置により、電気代を削減できます。

ソーラーパネルで発電した電力を消費すれば、電力会社から電力を購入する量が減るためです。

太陽光発電のみで自宅の電力すべてを賄うオフグリッドは難しいものの、電力購入量が減れば電気代はかなり削減できるはずです。

電気代高騰への対策

燃料高騰などを要因とした電気代高騰の対策として、国は「電気・ガス価格激変緩和措置」を実施していました。

一般家庭に対しては3.5円/1kWhあたり値引きされていましたが、この軽減措置の幅が2024年5月より縮小され、電気代負担が上がります。

太陽光発電を導入していれば、電力の購入量を減らせるため家計への影響を抑えられます。

停電対策

太陽光発電を設置しておけば、万が一の停電に備えられます。

停電により電力会社からの電力共有が停止しても、太陽光システムで発電したエネルギーを自立運転で利用できるためです。

天災や電力逼迫による停電への備えとして、太陽光発電システムを導入する家庭も増えています。

太陽光発電による停電対策については、以下の記事をご覧ください。

太陽光システムが停電時に役立つ理由|自立運転モードへの切り替え方

省エネや環境への意識の向上

太陽光発電を設置すると、省エネや環境への意識を持てる点もメリットです。

世界で脱炭素の動きが進んでおり、地球の環境保護のためにも各自で省エネ意識を持たなければなりません。

太陽光発電システムを設置することで、再生可能エネルギーを利用する意識がもて、日頃から省エネや環境負担の少ない生活に興味を持てるでしょう。

断熱効果

ソーラーパネルを屋根に設置すると、断熱効果が得られる点も太陽光発電システムのメリットです。

屋根に直射日光が当たらないため、夏場の室温上昇を防ぎ冬場は暖気が逃げにくくなります。

断熱効果により冷暖房効率が上がり、電力消費量が減る点もメリットです。

売電収入

太陽光発電のエネルギーは自家消費しても良いですが、電力会社へ売電もできます。「FIT制度」により、一定価格で再生可能エネルギーを買い取る制度があるためです。

2024年の売電価格は10kW未満の出力の場合、1kWhあたり16円です。(【参考】買取価格・期間等(2023年度以降)|経済産業省 環境エネルギー庁

4kwの太陽光発電システムを設置していると仮定すると、年間売電収入は以下となります。

4kw×1215kWh(年間平均発電量)×70%(売電比率)×16円=54,432円

太陽光パネルで発電した電力の7割を売電したとしても、年間で54,432円の収入を得られます。月にすると4,500円程度と少なくない金額を得られます。

売電収入は年々下がっているといわれていますが、年間にするとかなりの額になるため、施主にもメリットとして伝えましょう。

蓄電池やV2Hとの併用

太陽光発電は蓄電池やV2Hシステムと相性抜群で、節電効果をより高められます。

蓄電池を設置してパネルで発電した余剰エネルギーを貯めておき、停電対策に役立てられるでしょう。

また最近注目されているV2Hシステムなら、電気自動車に搭載されているバッテリーを蓄電池代わりに利用できます。

電気自動車と相互に電力を行き来させて節電に役立てたり、停電時に電気自動車から家電への給電も可能です。

太陽光発電と蓄電池、V2Hの併用メリットは以下の記事で解説しています。

太陽光発電と併用するならV2H?蓄電池?補助金・設置メリットを比較

太陽光発電を設置する5つのデメリット

太陽光発電を設置する5つのデメリット

太陽光発電には節電効果などのメリットも多いものの、デメリットももちろんあります。

太陽光発電を設置する5つのデメリット
  • 高額な初期費用
  • メンテナンスの手間
  • 天候による発電量の変化
  • 設置場所の検討
  • 反射光トラブル

メリットだけを強調せず、デメリットと対策を伝えて施主に不安なく太陽光発電システムを導入してもらいましょう。

高額な初期費用

令和6年度以降の調達価格等に関する意見
【引用】令和6年度以降の調達価格等に関する意見

太陽光発電システムの導入には、高額な初期費用が必要です。

太陽光パネルの平均購入価格は1kWあたり14.7万円です。

住宅向けの太陽光システムは5kWが一般的なため、ソーラーパネルの購入価格だけでも73.5万円必要となります。

パネルの購入費用や設置費用を含めると100万円以上予算を用意せねばならず、高額な初期費用にためらいを感じる施主も多いでしょう。

メンテナンスの手間

自宅に太陽光発電システムを導入したあとは、定期的なメンテナンスが必要です。

ソーラーパネル自体が汚れると発電効率が下がり、また事故などの危険もあります。

自分で簡単に掃除するなどの日常的なメンテナンスに加え、太陽光システムは4年に1度の定期点検が推奨されています。

太陽光発電システムは導入すれば終わりではなく、メンテナンスの手間がかかる点もデメリットです。

天候による発電量の変化

太陽光発電システムは天候に大きく発電量が左右され、年間をとおして安定した電力供給ができない点もデメリットです。

雨の多い梅雨時期や日照時間が短い冬は当然発電量が少なくなります。

天候に左右されやすく、常に発電できるわけではない点は太陽光発電システムの弱みです。

設置場所の検討

施主宅の立地条件によっては太陽光発電システム導入が難しい可能性もあります。

ソーラーパネルに直射日光が当たらない場所で太陽光発電システムを導入しても、発電量は期待できません。

また、海に近い場所では潮風による劣化が懸念されるなど、導入に適さない場所がある点にも注意して施主と導入について検討する必要があります。

反射光トラブル

太陽光パネルの反射光によりトラブルが発生するリスクがあります。

反射光トラブルとはソーラーパネルの反射光が近隣住宅へ反射し、眩しくて生活に支障をきたしたり、室温が上がったりすることです。

第三者へ迷惑をかけないように最大限反射角度などを調査し、慎重にソーラーパネルを設置しなければなりません。

太陽光発電のデメリットを解消する5つの方法

太陽光発電のデメリットを解消する5つの方法

太陽光発電システムのデメリットを施主に指摘されて困った経験がある営業担当も多いでしょう。実は太陽光発電システムのデメリットは解消可能です。

太陽光発電のデメリットを解消する5つの方法
  • 太陽光リースの利用
  • 補助金の活用
  • 蓄電池やV2Hシステムの導入
  • フルサポート付き設置業者の選択
  • 発電実績の管理を徹底

工務店の営業担当は以上5つのデメリット解消法を覚えておき、施主が安心して太陽光発電システムを導入できるように説明しましょう。

太陽光リースの利用

太陽光発電システム最大のデメリットである導入費用の高額さは、太陽光リースの利用で解決できます。

太陽光リースとはシステムをリースで貸し出す契約で、初期費用無料〜数万円程度で導入できます。

パネルをリースする形式のため継続的な利用料がかかりますが、高額な導入費用を支払う必要がないため施主の費用負担を減らせる点がメリットです。

また、太陽光リース契約はメンテナンスや故障時対応などのサポートが含まれており、メンテナンスの手間を減らせます。

太陽光リースのメリットやデメリットをより深く理解したい方は、こちらの記事をご覧ください。

補助金の活用

太陽光発電システムの導入費用負担は、補助金活用により軽減できます。

補助金の活用により太陽光システムの導入費用の一部を負担してもらえるため、施主が支払う額を大きく軽減できる点が特徴です。

太陽光パネル自体に対して2024年現在国からの補助金はありませんが、自治体単位で補助金制度が整備されています。

蓄電池やV2Hシステムの導入

天候に左右されやすいという太陽光発電システムのデメリットは、蓄電池やV2Hシステムの利用で解消できます。

発電量の多い晴れの日に蓄電池や電気自動車のバッテリーに蓄電し、雨天の日に活用する方法です。

蓄電池や電気自動車のバッテリー活用で、発電量が多い日に自家消費しきれずもったいないと感じることも減るでしょう。

太陽光発電と蓄電池、V2Hを3つ併用するトライブリッドについて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

フルサポート付き設置業者の選択

太陽光発電システムのメンテナンスの手間は、サポートが充実した業者を選べば解決します。

設置はもちろん、導入後のメンテナンスや故障時における対応をしてくれる業者を選定しておけば、トラブル発生時に個別で業者を探して予約する必要はありません。

万が一ソーラーパネルが台風で飛んでしまったり、割れてしまった際の交換作業などもしてもらえるため、施主に手間なく太陽光発電システムを維持できると伝えてください。

発電実績の管理を徹底

太陽光発電システム導入後は、パネルで売電実績を管理できます。

売電収入がさほど高くない場合は蓄電池を導入し、自家消費するなどより電力を活用できる方法を見つけられると伝えましょう。

まとめ

太陽光発電はメリットだけでなくデメリットも多いという意見もありますが、節電や災害対策になり活用方法も多様であることは確かです。

今後はさらに電気料金の上昇も懸念されているため、太陽光発電システムをうまく活用して家計負担を減らせる点は大きなメリットでしょう。

太陽光発電システムを施主にすすめるうえで、工務店担当者もメリットとデメリット双方を把握しておいてください。

もしも価格面やメンテナンスの手間を施主が気にするようなら、太陽光リースもおすすめです。

建築現場博士がおすすめする太陽光発電システムは『ダブルZERO』です。
太陽光発電システムの設置と災害対策を初期費用0円でおこなえます。

ダブルZEROを提供しているSolaCoe株式会社は、新築住宅向けに4,000件の太陽光発電システムを設置した実績とノウハウを持っています。

太陽光発電システムの申請代行もおこなっており、太陽光発電システムの経験がない工務店様でも心配はありません。

またオンライン・オフライン形式での勉強会開催や提案ツールの提供をおこなっており、太陽光発電が未経験であっても安心して施主様に提案が可能です。

SolaCoe株式会社の太陽光発電リースの特徴
  • 初期費用0円
  • 住宅ローンに影響がない
  • リース期間中は何度でも修理費が無料