人口減少進む日本では、従来の方法だけで集客をおこなっていると、いずれ顧客が頭打ちになる可能性が高いです。
しかし「新しい集客方法には何があるの?」と、疑問を持つ方もいるでしょう。
本記事では、建設業が集客で失敗する理由やおすすめの集客方法5選、新しい集客方法を実践する時の2つの注意点について解説します。
新しい集客方法を模索している工務店経営者は、参考にしてください。
目次
建設業の集客が失敗する3つの理由
建設業の会社が集客を失敗する理由を下記3つ解説します。
ターゲットの設定が間違っている
ターゲットが間違っていると、集客はうまくいきません。
集客や広告をおこなう前には、自社の強みに合うターゲットを設定しましょう。
- 自社の強みが合う顧客はどのような人物か
- ターゲットが多く住んでいる地域・エリアはどこか
- ターゲットのニーズ・悩みの種は何か
上記のことを確認してから、集客活動を開始しましょう。
顧客から認知されていない
集客活動をおこなっても顧客から認知されず、失敗するケースもあります。
顧客から認知されないと、集客活動の効果はいつまでたっても出ません。
例えば、集客活動の一環でYouTubeに動画を投稿しているとしましょう。
YouTubeでの集客がうまくいかない理由は、動画が再生されないからです
動画の視聴回数を増やすためには、下記の対策が考えられます。
- 動画のクオリティを向上させる
- YouTube内で広告を打つ
- サムネイルを変更する
集客活動をおこなっても顧客からの認知度が上がらない場合は、対策を講じなければなりません。
対策は集客方法によって異なるためです。
顧客の求める情報を発信できていない
顧客の求める情報を発信できていないケースでも、集客活動で失敗します。
集客活動をおこなう際は、事前に定めたターゲットに必要とする情報を発信しなければなりません。
例えば、ターゲットとする家族構成を「20代夫婦で1歳の子供がいる家庭」にしたとしましょう。
上記のターゲットに対して、下記のような情報を発信しても喜ばれるケースは少ないです。
- 介護がおこないやすい住宅の特徴
- 相続に強い住宅とは
集客をおこなう際は、顧客が何を求めているか考えることが重要です。
自社の強みだけを発信していると、顧客からの信頼を得られないため、集客効果が見込めない可能性が高いです。
建設業におすすめの集客方法5選
建設業におすすめの集客方法を下記5つ解説します。
ホームページ運用
ホームページを用意していない工務店は、今すぐホームページを用意しましょう。
最近の顧客は、ネット上での情報収集が当たり前です。
そのため、ホームページが用意されていないと、顧客の比較対象候補にもなり得ません。
ホームページに記載すべき情報は下記の6つです。
- 自社の強み
- 家づくりに対する想い
- 施工事例
- 顧客の声
- 料金の目安
- お問い合わせ用の電話番号・メールアドレス
上記の内容が網羅されたホームページは、営業担当者の代わりに集客をおこなってくれます。
自社メディア運営
自社メディアの運営もおすすめの集客方法です。
工務店やリフォーム会社の自社メディアの運営とは、読者が求める情報をブログ形式でまとめるものです。
自社メディアの運営で発信する情報は決まりがありません。
自社メディアに掲載する情報としては、下記のようなものがあります。
- 家づくりを失敗しないために、知っておきたい情報
- 工務店おすすめの設備
- 住宅ローンの通し方
- 使うべき補助金制度
自社メディアに掲載する情報は、設定したターゲットが知りたいと思う情報を掲載しましょう。
ターゲットの要望に応えられる情報を継続的に発信すると、信頼が得られます。
顧客からの信頼が得られると、「ぜひあなたの会社で家を建てたい」と依頼されるケースが増えるでしょう。
SNS運用
SNS運用は、無料でおこなえるおすすめの集客方法です。
集客活動におすすめのSNSは下記の3つです。
SNSで発信する内容も自社メディアと同様に、ターゲットに喜ばれる情報にしましょう。
YouTube発信
YouTubeへの参入もおすすめです。
動画での情報発信は、自社メディアとSNSと比較して情報を読者にわかりやすく届けられます。
おすすめの動画の内容は下記の3つです。
- 住宅施工の作業風景
- 家づくりに携わっている方へのインタビュー
- 家づくりをする上で知っていきたい情報
またYouTubeが軌道に乗ると、広告収入を得られます。
そのため、新たな収益の柱へと成長させられることもあるため、集客と新規事業どちらもおこなうと考えている工務店にYouTubeはおすすめです。
リスティング広告
リスティング広告は、すぐに集客の成果を上げたい方におすすめです。
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果の上部と下部に表示されるテキスト広告です。
ユーザーの目に留まりやすい位置に表示されるため、対費用効果が高い傾向にあります。
リスティング広告は、広告がクリックされない限り料金が発生しません。
また収益性の高いキーワードは広告料が高い傾向にあり、集客があまり見込めないキーワードは広告料が安いです。
ただリスティング広告がクリックされても、リンク先のコンテンツが弱いと最終的に売上にはつながりません。
そのためリスティング広告をおこなう前に、自社メディアやSNSの強化をおこなのがおすすめです。
建設業が新しい集客方法を実践するときの2つの注意点
先述した新しい集客方法を実践する時の注意点を下記2つ解説します。
1つの集客方法に集中する
はじめは、1つの集客方法に集中しましょう。
なぜなら、集客方法がうまくいかない原因の分析しにくくなるからです。
集客方法がうまくいかない原因は、「発信する内容が悪い」「方向性はあっていても作業時間が足りない」の2つに分けられます。
そのため1つの集客方法に費用と人員を投下しないと、どちらが原因でうまくいかないかが判別できません。
軌道に乗るまでは、1つの集客方法に集中しましょう。
分析・改善をおこなう
狙った成果が出ていなければ、分析と改善をおこないましょう。
- 顧客の求めている内容発信できているか
- 他社と似たような情報を発信していないか
- 更新頻度は適切か
成果が出ない理由は、1つではないケースが多いです。
そのため集客方法が軌道に乗るまでは、施策の分析を何度もおこない常に改善を繰り返しましょう。
まとめ
本記事では、建設業が集客で失敗する理由やおすすめの集客方法5選、新しい集客方法を実践する時の2つの注意点について解説しました。
建設業におすすめの集客方法は下記の5つです。
- ホームページ運用
- 自社メディア運営
- SNS運用
- YouTube発信
- リスティング広告
それぞれ特徴があるため、本記事を参考に自社に合う集客方法に挑戦にしてください。
また新しい集客方法に挑戦するときは、1つの方法に集中しましょう。
また成果が出ていないときは、分析・改善が重要です。