近年は少子高齢化が進み、工務店間でも顧客の取り合いが加速しています。
顧客に自社を認知してもらうために、広告の出稿を考えている工務店経営者は多いのではないでしょうか。
しかし一口で広告と言ってもさまざまな手法があり、どの広告手法を使ったらいいかわからないという方もいるでしょう。
本記事では、工務店が広告で成果を出すためのポイント、おすすめの広告手法10選について解説します。
広告の出稿が初めてという工務店経営者は、ぜひ最後まで読んでください。
目次
工務店の広告で成果を出すためのポイント
工務店が広告で成果を出すためのポイントは以下の3つです。
現在は会社の規模にかかわらずあらゆる工務店が、広告を出しています。
そのためポイントを押さえずに広告を出しても、他社の広告に埋もれてしまって成果が出にくい状態です。
これから解説する3つのポイントを把握して、効率的に広告で効果を出していきましょう。
自社の強みを明確にする
はじめ自社の強みを明確にしましょう。
現在は顧客が自ら情報を調べられることもあり、検討対象に入る工務店が増えています。
そのため他社よりも自社を選んでもらうためには、自社の強みを明確にして顧客に訴えかけることが必要です。
工務店の強みとは例えば以下のようなものが該当します。
- 土地選びから引き渡しまで一人の担当者がフォローしてくれる
- アフターメンテナンスにも対応してくれる
- 高気密・高断熱の住宅を提供できる
- 社寺建築も可能な技術力がある
- 環境に配慮した住宅が建てられる。
現在は顧客の好みやニーズが多様化しており、どのような強みであっても望んでいる顧客がいます。
そのため広告では自社の持つ強みが、わかるような表現にしましょう。
自社のホームページを作り込む
広告では自社のホームページを作り込むことも重要です。
特にネット広告では、自社のホームページへの集客を目的にしている工務店が多いです。
そのため広告で見込み客をホームページに誘導できたとしても、ホームページに魅力がないと、お問い合わせにつながりません。
自社のホームページが以下の項目に該当するようであれば、広告を運用する前にまずはホームページの作り込みをおこないましょう。
上記のようなのホームページだと、いくら広告が魅力的でおしゃれであっても、問い合わせにはつながりにくいです。
ホームページがダサいと思われると、顧客は「家のデザインもダサいのではないか」と疑問を抱くためです。
そのため広告運用する前に、自社のホームページのデザインやコンテンツが問題ないかを確認しましょう。
広告のターゲットを明確にする
広告のターゲットを明確にすることも重要です。
先述したように現代は顧客の好みやニーズが多様化しているため、誰にでも刺さるような広告はむしろ魅力的に顧客にとって映らないことが多いです。
そのため、自社の強みに合う顧客やターゲットとしたい顧客を明確することが、広告で成果を出すためのポイントです。
例えば、ターゲットのエリアを明確にすると、ニッチな情報で顧客の目を引けます。
現在多くの情報はネットで確認できます。
そのため広告にはネットに載っていないようなニッチな情報を掲載して、顧客に興味を持ってもらう戦略をおすすめします。
工務店におすすめの広告手法10選
工務店におすすめする広告手法は下記の10選です。
最適な広告手法は、ターゲットや予算によって異なるため、本記事を参考に自社に合う広告手法を選んでください。
1.チラシポスティング
チラシポスティングでは、各家庭にチラシを投函する方法です。
ネット上には無料のテンプレートもあるため、費用をかけずに作成することもできます。
チラシはエリアごとにピンポイントでアプローチできることがメリットです。
またチラシは手元に残せるため、配布から時間が経った後にも集客効果が見込めます。
チラシの作成には無料のテンプレートの使用がおすすめです。
無料テンプレートは以下のリンクからダウンロードができます。
2.新聞の折り込みチラシ
新聞の折込チラシは、40代以上の方をターゲットにしている工務店におすすめの方法です。
40代であれば収入も増えているため、注文住宅や大規模なリフォームを検討している層にリーチできるでしょう。
ただし新聞の折り込みチラシは、複数のチラシに紛れるため見落とされる可能性があります。
集客効果を高めるためには、継続的な配布が必須です。
3.看板広告
看板広告は特定のエリアに住んでいる方、住みたい方にアプローチするために有効な方法です。
看板広告はビルの屋上・高速の近く・新幹線の近くなど、目立つところに長期間掲載されるため特定エリア内の不特定多数の方に何度も見てもらえます。
ただし看板広告は、前述のチラシポスティングや新聞の折り込みチラシと比べて、費用が高額になりやすいため、費用対効果を見極めて利用してください。
4.フリーペーパー
フリーペーパーは、飲食店や美容室など地域の情報を使っているため、特定エリアにアプローチしたいときに有効な広告手法です。
数万円から広告を出せるため、お試しで広告を出してみたいという工務店におすすめできます。
また地域のフリーペーパーを確認すれば、簡単に他社がどのような広告を出しているのかに調査もおこなえます。
5.住宅展示場
住宅展示場は、住宅を建てたい方や住宅に興味のある方が、実際の住宅を見て工務店やメーカーごとの違いを体験するための場所です。
住宅展示を訪れる方は住宅に興味を持っている方のため、成約につながる可能性が高いです。
また有名なメーカーや工務店が出店している住宅展示場であれば高い集客力が見込めるため、自社のことを知っていない顧客に対してもアプローチできる可能性があります。
また他の広告方法と住宅展示場を組み合わせると、広告の効果がさらに高まるでしょう。
6.勉強会・相談会
工務店の中には、集客を目的にした以下のような勉強会・相談会を開催しています。
- 自分に会う工務店の選び方
- 資金計画の考え方
- 後悔しない間取りの考え方
勉強会・相談会からより住宅に興味のある方に対しては、後日に社内のFPや設計との打ち合わせを企画して、成約に結びつけるのが一般的な活用方法です。
また一度の勉強会・相談会では、顧客からの信頼を得られない可能性があるため、定期的に開催して顧客との接触回数を増やしましょう。
7.Instagram
近年はInstagramで情報収集する方が増えています。
特にInstagramは、写真や動画の投稿がメインのため、デザインを視覚的に訴えられることがメリットです。
またユーザーの中心は20代から40代で、比較的男性よりも女性の利用者が多いです。
そのため女性目線での家づくりやおすすめの設備を発信すると、成果が出やすいでしょう。
8.YouTube
YouTubeも情報収集に活用されています。
動画は画像よりも多くの情報を伝えられることがメリットです。
またYouTubeが軌道に乗ると広告収入が得られるため、集客と新規事業を同時におこないたい方にはおすすめの広告手法です
詳しくYouTubeで集客する方法を知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
9.SEO
SEOとは、Googleなどの検索エンジンで上位表示されるための施策です。
例えば「難波 工務店」「おすすめの住宅設備」といったようなキーワードで顧客が検索した際に、自社のホームページやコンテンツが上位に表示されるための対策がSEOです。
基本的に情報収集している方は、上位表示された1位〜3位のサイトやコンテンツを確認して満足してしまいます。
そのためいくら良いコンテンツを作成しても、上位表示できなければ閲覧されません。
そのためSEOをおこない、顧客の目に触れやすくします。
近年はネットで調べることを「ググる」というように、ネット上での情報収集が一般的になりました。
そのため、ネット上で広告を出す場合はSEO必須といえるでしょう。
10.テレビCM
テレビCMは、あらゆる広告手法の中で最も不特定多数にアプローチできる広告手法です。
近年はテレビ離れが叫ばれていますが、まだまだテレビがメインの情報源という方も多いです。
ただしテレビCMは、非常に広告費がかかり、数千万円以上かかるケースもあります。
そのため、広告予算に余裕のある工務店でないと、テレビCMの活用は難しいでしょう。
まとめ
本記事では、工務店が広告で成果を出すためのポイント、おすすめの広告手法10選について解説しました。
工務店におすすめの広告手法は以下の10個です。
- チラシ・ポスティング
- 新聞の折り込みチラシ
- 看板広告
- フリーペーパー
- 住宅展示場
- 勉強会・相談会
- YouTube
- SEO
- テレビCM
最もおすすめする広告手法は、チラシポスティングです。
チラシポスティングは費用をほとんどかけずにおこなえるため、初めて広告を出す工務店にもおすすめです。
下記のテンプレートを活用すれば、無料で簡単に見栄えの良いチラシが作成できます。
ぜひダウンロードしてご活用ください。