現在の日本は人口が減っており、また競合も増えているため従来の集客方法だけでは売上・利益の確保が難しくなってきました。
本記事では、建設業を営んでいる会社にホームページが必要な理由や記載すべき情報、作成するときのポイント、ホームページ以外の集客方法についてを解説します。
本記事を一読すれば、建設業の会社がホームページを作成すべき理由がわかります。
目次
建設業の集客にホームページが必要な理由
建設業の集客にホームページが必要な理由を下記2つ解説します。
受注ルートが増える
1つ目の理由は受注ルートが増えるからです。
現在主流となっている建設業の受注ルートは主に下記の3つです。
- 紹介
- リピート
- 顧客訪問
上記に加えてホームページからも問い合わせが増えると、新しい受注ルートが開拓できます。
例えば施工事例集を掲載すれば「同じようなコンセプトで家を建ててほしい」と、顧客から問い合わせが来るかもしれません。
また住宅への思いを掲載すれば、思い共感した顧客から問い合わせが来る可能性もあるでしょう。
ホームページを作成すればこれまで、想定していなかった方とつながれる可能性が高まります。
そのためホームページは、新しい受注ルートとして活用できる可能性が高いです。
会社の信頼が増す
2つ目の理由は、会社の信頼が増すためです。
現在は90%以上の方がスマホを所持しており、日常的にネットを見ています。
家を建てる際の建設会社や工務店を探す際も、多くの方がネット活用します。
ネットで検索した際に会社のホームページが出ないと、顧客の多くが下記のような不安を抱くでしょう。
- 実在している会社なのか
- 倒産した会社ではないか
上記のような不安は、ホームページを作成していれば解消できます。
ネットで検索したときに会社のホームページが表示される会社は、顧客が不安を抱える可能性が低く、信頼獲得につながる可能性が高いです。
建設業のホームページに必要な7つの情報
建設業を営んでいる会社がホームページを作成する際に必要な情報は下記の7つです。
会社情報
顧客から信頼を獲得するために会社情報は必ず記載しましょう。具体的には下記の項目が回答します。
- 会社名
- 設立年月日
- 代表取締役名
- 本社所在地
- 事業内容
- 資本金
- 社員数
- 建設業の許可・設計事務所の許可
- 加盟団体
- 取引銀行
- 電話番号・メールアドレス
また上記に加えて、受賞歴などがあれば外部の機関や会社から表彰されたことがある場合は、合わせて記載するのがおすすめです。
家づくりに対する思いや強み
家づくりに対する思いや強みは、最も他者と差別化できる部分のため必ず記載しましょう。
先述したように現在の顧客は、ネットで情報収集しており常に競合他社と比較しています。
比較される中で顧客に選ばれるためには、他社と違う点や自社だけが持つ強みを積極的に発信し、顧客に理解してもらわなければなりません。
例えば断熱に強みを持っており、真夏・真冬でも快適に過ごせる家を建てられるというような情報を積極的に発信していきましょう。
また強みをわかりやすく伝えるために、写真や動画を活用して完成した住宅や施工途中の状況を知らせることもおすすめの方法です。
社長の声
社長の声を乗せると、どのような思いで設立した会社なのかを顧客に知ってもらえます。
住宅を建てた方の中には、社長の考えに共感して依頼したという方も少なくありません。
現在は工務店へ住宅会社が乱立しており、差別化が難しくなっています。
差別化が難しい状況で他社との違いを出せるポイントは、社長の人間性や人柄です。
事業内容やこれまでの実績は簡単に他社に真似される可能性が高いです。
一方で社長の人間性や人柄は簡単に真似できるものではありません。
また社長の人間性がうまく伝われば、顧客が親近感を持ってくれる可能性があります。
サービス内容
事業内容も必ず記載しましょう。
事業内容がなければ、どこまで依頼できるのか顧客は判断できません。
- 土地の仕入れからお願いできるのか
- 設計は別で依頼するのか
- アフターケアやリフォームは依頼できるのか
事業内容が記載されていれば、顧客は上記の疑問を解決できます。
また住宅の建設以外にもアフターメンテナンスやリフォームの依頼が追加でいただけることもあるでしょう。
施工事例
施工事例は「自社ではどのような住宅が建てられるのか」を、顧客に説明できるため非常に重要です。
特にデザインを重視している顧客は、他社の施工事例と比べて「どこの建設会社や工務店がイメージに近い住宅を建てられるのか」検討しています。
一方で、施工事例がなければどのような住宅を建てるのかわからないため、せっかくホームページを作成していても、お問い合わせが増えない可能性は十分に考えられます。
料金説明
料金説明があると、顧客に安心感を得られます。
住宅は1つとして同じものができないため、料金を記載していない建設会社工務店が多いです。
しかし、顧客からすると料金が記載されていないと費用感がわからないため、依頼がしにくくなってしまいます。
顧客の不満を解消するために、複数パターンの住宅イメージと費用感を記載するのがおすすめです。
お問い合わせフォーム
意外と忘れがちなのがお問い合わせフォームです。
お問い合わせフォームがないと、せっかく自社に興味を持ってくると、顧客もどこからお問い合わせしていいかわからず、別の会社に依頼する可能性があります。
お問い合わせフォームは、メール・ LINE・ Googleフォームなど管理しやすい方法を採用してください。
建設業のホームページを作成するときのポイント
ホームページを作成するときのポイントを下記の3つです。
ユーザーの見やすさを考える
1つ目のポイントは、ユーザにとって見やすいホームページかどうかです。
一般的に記載する情報が多いと、何があるかわからなくなり、主任生の悪いホームページができあがります。
そのため、顧客にとって必要な情報を掲載しつつも、どこに何があるかわかりやすいホームページの作成が求められます。
ホームページを作成する前には他社のホームページを確認して、自身が見やすいと感じたホームページと見にくいと感じたホームページをピックアップしてみましょう。
なぜ視認性に差が生まれるのか検証してから、自社のホームページを作成しましょう。
施工事例を充実させる
2つ目の方法は施工事例を充実させることです。
施工事例がなければ顧客はイメージが湧きにくく、ホームページの目的である集客や受注につながりづらいです。
施工事例は多数の写真を用いて、どのような住宅を建てられるのかを顧客が簡単にイメージできるようにしましょう。
また、写真に加えて動画での説明もおすすめです。
実際に住宅の中を歩く動画や施工途中の動画など、写真ではわからないへ部分を補うような活用方法が考えられます。
営業感を出さない
3つ目のポイントは、営業感を出さないことです。
前述の通り、ホームページを作成する目的は集客と受注です。
ただし、ホームページに「集客したい」「受注したい」という雰囲気があると顧客は気づきます。
基本的に顧客は営業されていると感じると、そのサイトから逃げる可能性が高いです。
そのため、あまり営業感は出さずに、自然とお問い合わせにつなげられるようなサイト設計にしましょう。
建設業ができるホームページ以外の集客方法
最後に建設業を営んでいる会社が、ホームページの運用以外でおこなえる集客方法を下記2つ解説します。
チラシ
チラシは、ネットよりもエリアを絞った集客活動ができます。
またエリアを絞っているため、よりローカルな内容を記載できることもメリットです。
チラシは手元に保管しやすいため、顧客は簡単に読み返すことができ、配布した後でも集客効果が見込めます。
さらにチラシは無料テンプレートがあり、デザインの経験がない方でも簡単に見栄えの良いチラシの作成が可能です。
チラシの作り方は下記の記事で解説しています。
無料テンプレートも合わせて配布しているため、新しい集客方法を検討している方は確認してください。
SNS
SNSの集客は、無料でおこなえるため広告費をかけられない会社におすすめの方法です。
前述したように、現在は9割以上の方がスマホを所有しています。
SNS運用でネットユーザーに情報発信をおこなえば、従来では考えられなかった人数に自社を知ってもらう機会が増えます。
集客活動におすすめのSNSは下記の3つです。
より多くの集客方法を知りたい方は、下記の記事をご確認ください。
まとめ
本記事では、建設業を営んでいる会社にホームページが必要な理由や記載すべき情報、作成するときのポイント、ホームページ以外の集客方法についてを解説しました。
ホームページが必要な理由は以下の2つです。
- 受注ルートが増える
- 会社の信頼が増す
現在は、ほとんどの方がスマホを所持してネットを活用して情報収集をしています。
そのため顧客から自社を見つけてもらうために、ホームページを作成しましょう。
またホームページ以外のおすすめの集客方法は、チラシの配布とSNS運用です。
特におすすめ方法は、チラシの配布です。
チラシは無料で提供されているテンプレートを活用すれば、費用をほとんどかけずに作成できます。
チラシの作成を検討している方は下記のリンクより無料テンプレートをダウンロードしてください。