KANNA(カンナ)とは、誰でも簡単操作で扱える施工管理アプリです。
機能を厳選しており、建設業の中でも中小規模の現場を抱えている会社におすすめします。
本記事では、施工管理アプリ『KANNA』の機能や評判・口コミを紹介おこなうため、電話やFAXでの現場管理に限界を感じている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
KANNAとは?

KANNAは、中小規模の現場を多く抱えている会社のための施工管理アプリです。
案件管理や写真・資料管理、チャットや日報作成と機能は厳選されており、シンプルな操作性でITが苦手な方でも簡単に扱えます。
また基本機能の利用は無料となっており、資金に余裕のない会社でも費用負担なく、ITツールを導入可能です。
スマホからの利用のため、外出先からの連絡相談や日報作成など空き時間を有効活用でき、生産性向上につながります。
会社概要
KANNAの開発・販売を行なっている、株式会社アルダグラムは2019年5月8日に設立しました。
会社概要は下記の通りです。
会社名 | 株式会社アルダグラム |
代表者 | 長濱 光 |
従業員数 | 30名(2022年5月1日時点) |
代表電話 | 03-6228-1855 |
設立日 | 2019年5月8日 |
主要取引銀行 | 三井住友銀行 |
許認可 | ISO/IEC 27001 |
KANNAのサービス

KANNAのサービスを下記の用途別に紹介します。
現場管理
現場の基本情報をクラウド上に保存し、現場管理をおこないます。
クラウド上で現場管理をおこなうため、インターネット環境が整っていれば、時間や場所を問わず情報確認が可能です。
またインターネット環境があれば、リアルタイムでの情報共有が可能なため、KANNAに情報を集約すれば、管理者は担当者ごとに抱えている現場の情報を一度に確認できます。
担当者も自分の案件を一目で確認できるため、現場の状況を何度もメールや電話で確認する手間が掛かりません。
写真・資料管理
写真や図面などの資料もクラウド上で一元管理できます。
インターネット環境があれば、KANNAから施工写真や現場写真をリアルタイムでアップロード可能です。
写真は現場情報に紐づいて整理されるため、写真検索に手間は掛かりません。
図面などの資料もクラウド上に保存されているため、関係者であれば時間と場所を関係なくダウンロード可能です。
また仕様変更などに伴い図面にも変更が出た場合も下記の手間はなくなります。
- 人数分印刷して現場で配る
- 関係者全員にメールを送る
KANNAを使用していれば「図面に変更が出た」と連絡し、図面データを差し替えるだけで、関係者への連絡は済むため、非常に手間が掛かりません。
報告書作成
工事報告書を簡単に作成可能です。
テンプレートが用意されているため、誰でも簡単に見栄えの良い工事報告書を作成できます。
KANNAに登録してある写真は、そのまま報告書に添付できるため報告書のために写真を用意する必要がありません。
さらに写真に対してコメントも可能で、よりわかりやすい報告書が作れます。
チャット
チャット機能の活用で個人間のやり取りはもちろん、グループを作成すれば現場関係者の全員に一度でメッセージを送れます。
また問題が起きた際は、チャットの履歴を辿れば、担当者の発言が証拠になるため「言った・言わない」の問題を防ぐことが可能です。
KANNAの特長


KANNAの特徴は下記の3つです。
導入企業5,000社以上


KANNAを導入している企業は5,000社以上です。
数多くの導入実績があるため、ITツールの導入が初めての方でも、KANNAであれば安心して導入できます。
シンプルな操作性
KANNAの操作性はシンプルで、非常に使いやすいです。
公式サイトには「利用者の4人に1人が50歳以上」との説明があり、ITが苦手な高齢者の方でも安心して扱えます。
アプリの活用
スマホやタブレットの利用に特化しており、外出先でも情報の共有や確認がスムーズです。
外出先で情報共有や確認、日報作成がおこなえると帰社後の業務が減るだけでなく、直行直帰も可能となるため残業時間の削減につながり働き方改革同時におこなえます。
またアプリでの利用となるため、ブラウザを起動するなどの手間がなく大変便利です。
KANNAの料金


KANNAは基本機能を無料で使用できます。
また初期費用も無料のため、費用負担せずにITツールで業務を効率化可能です。
ただし、オプション機能を追加した場合の月額利用料は問い合わせが必要となります。
KANNA導入の流れ


KANNA導入の流れは下記の通りです。
公式サイトよりログインするためのメールアドレスを送付する
KANNAのアプリをダウンロードする
アプリを起動してログインする
導入前に営業担当者が利用方法の説明と提案をしてくれます。
さらに導入後は、サポートチームによるサポートを受けることが可能です。
KANNA利用者の本音をチェック!


KANNAの利用者は、どのような本音を持っているでしょうか。
導入前に評判と口コミをチェックしましょう。
KANNAの口コミ
社内における案件別のやりとりや情報共有の効率が上がりました。
【引用】ウスクラ建設株式会社-導入事例
(中略)
KANNAは案件を作成することで案件別の情報管理が可能です。案件ごとにチャットグループも自動作成されるため、「そういえばこの案件のあの件ってどうなっていたっけ」と疑問に思ったこともKANNAの過去のやりとりを確認すれば一人で即座に解決できるようになりました。
案件ごとに情報を管理できるのが非常に便利です。クラウド上での画像や資料の共有に加え、業者とのチャットも全て案件別に行うことが可能なため、必要な情報の共有と確認の手間を大幅に短縮できています。そのため報告書や提案書の作成業務に専念できるようになりました。
【引用】株式会社リアルヴィジョン-導入事例
外出先からKANNAで住所や現場の様子を確認して、どんな作業が必要なのかイメージを膨らませてから現場に入りました。住所以外何も情報を持たずに現場に入ると『あれがない。これもない……』という状態から始まって作業時間にロスが出てしまうのですが、そのロスがなくなっています。
【引用】一電機株式会社-導入事例
口コミから見るKANNAの活用方法
KANNAはアイディア次第でさまざまな活用方法があります。
活用方法の例と口コミを確認し、KANNAの利用方法を検討する際の参考にしてください。
過去案件情報の検索・確認
ステータス別管理機能を用いると、過去案件の検索や確認が簡単におこなえます。
リフォーム担当という立場からステータス別管理機能を評価すると、まさにこれは過去の案件情報を蓄積・確認する際に使えると感じています。
【引用】ウスクラ建設株式会社-導入事例
(中略)
竣工済みの案件だけをソートして情報検索できるのはデジタルの強みですよね。
過去案件の調査に時間が掛かっていて課題を感じている会社には、とても便利な使い方といえるでしょう。
また着工日から案件を検索する機能もあり、活用方法次第でさらに案件を検索しやすくなります。
事前調査をテンプレート化
KANNAの活用で、テンプレートに沿った調査結果の報告を自社だけでなく、協力会社にも依頼可能となります。
業者さんの場合、自分たちが作業するために必要最低限把握すべきことだけ調べる傾向にあります。KANNAを導入してからは、事前調査のテンプレートに沿って報告するよう依頼することが出来るようになったため、「工事で考慮すべき時間帯や周辺住民」や「駐車する場所」など、直接工事に必要ではないものの、トラブルなく工事を進めるために事前に周知すべき事項も調査・共有していただけるようになりました。
【引用】株式会社リアルヴィジョン-導入事例
会社によって必要とする情報は異なりますが、工事をトラブルなく進めるための情報はテンプレートかできるでしょう。
協力会社にも事前調査のテンプレートを共有すれば、誰が調査を行なっても漏れのない情報が得られます。
協力会社にも事前調査を依頼している方は、ぜひ参考にしてください。
施工写真の検索
施工写真の検索が簡単におこなえます。
施工中の写真は消防署から提出を求められた場合の証拠写真になるので、施工前・施工中・施工後を撮ってKANNAに残しています。
【引用】一電機株式会社-導入事例
(中略)
KANNAを導入してくださっている他の会社のエピソードですが、工事終了後にクレームに近いお客様からの問い合わせがあった時にKANNAに保存していた写真を見てすぐに回答ができたそうです。KANNA導入前は、情報がどこにあるか分からず施工に関わった全員に『あの写真はどこにあるか』と聞いて回っていたそうですが、回答のタイムロスが無くなったことでお客様も『しっかりした会社だ』とイメージを持たれたと感謝の言葉をいただきました。
KANNAは現場情報に紐づいて写真整理されるため、施工写真の検索も簡単におこなえます。
問題が起きたときも、すぐに写真を確認できれば大ごとになりません。
結論:KANNAの総合評価は★★★☆☆
「チャット機能が便利」との口コミがありました。
KANNAは案件ごとのグループチャットが自動で作成されるため、案件ごとのやりとりはすべて専用のグループチャットにまとめられます。
過去の履歴を振り返りたいときは、グループチャットを確認するだけで済むため大変便利です。
「画像や資料の共有が簡単」との声もあります。
チャットに施工写真や図面などの資料を投稿すれば、関係者は誰でも閲覧・保存が可能なため情報共有に手間が掛かりません。
「現場写真で現場状況を事前にイメージできるため、準備に無駄がなくなった」との口コミもあります。
現場状況が的確に分かっていないと「必要な工具が足りない」などの問題が起きてしまい、工事をスムーズに進めることが難しくなってしまうでしょう。
現場へ入場する前に現場写真で現場状況を確認できれば、事前準備の精度が高まり工事を滞りなく進めることができます。
ただしKANNAは、施工管理を円滑に行うための機能に特化しているため、工程表作成や見積り作成など工務店業務全般には、対応していません。
まとめ
KANNAは、中小規模の現場を多く抱えている会社のための施工管理アプリです。
案件管理や写真・資料管理、チャットや日報作成と機能は厳選されています。
シンプルな操作性でITが苦手な方でも簡単に扱え、公式サイトには利用者の中には70歳以上の方もいるとの記載がありました。
また「基本機能の月額利用料」「初期費用」は無料となっており、費用を負担せずに使用できるのが特徴です。
スマホからの利用のため、インターネット環境があれば外出先からの情報共有をリアルタイムでおこなえ、生産性向上につながります。
ただしKANNAは施工管理に特化したアプリのため、工程表作成や見積り作成、原価管理など工務店業務全般を効率化したいならば、工務店向け業務効率化システムの導入の検討がおすすめです。