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【工務店】YouTube動画で集客する方法と事例をまとめて解説

集客手段として、動画コンテンツが普及しています。
顧客獲得、商機拡大を目指して、動画コンテンツを作ろうとしている工務店の担当者は多いでしょう。
しかし、闇雲にコンテンツを作成しても顧客は動画を見てくれません。

そこでこの記事では、工務店における動画コンテンツの必要性から、動画を活用する際のポイント、さらには具体的な事例について解説します。

工務店における動画コンテンツの必要性

工務店における動画コンテンツの必要性

工務店と動画コンテンツの関係性は、一見するとわかりにくいかもしれませんが、その必要性は決して低くはありません。

工務店において、なぜ動画コンテンツが必要になるのか、以下の2点を取り上げて解説します。

工務店における動画コンテンツの必要性
  • 信頼感を与える
  • 遠隔で情報を得ることができる

信頼感を与える

動画コンテンツを利用することで、顧客に信頼感を与えることができます。
動画を通して工務店や社員の雰囲気がわかるほか、実際に施工した建物などを閲覧できるためです。

例えば動画に工務店の社長が出演し、真摯かつ誠実な姿勢で話をしていれば、視聴者は「この会社は信頼できそうだ」と感じるでしょう。

また社長や社員が出演し、経験に基づいた話を行う、施工事例を実際に見せながら工事について解説するなどすれば、言葉に説得力を持たせることもできます。
そうすることで顧客は、より工務店のことを身近に感じられるはずです。

遠隔で情報を得ることができる

動画コンテンツを導入することで、離れた場所に住む顧客にも情報を発信することができます。

2021年2月現在新型コロナウイルス感染拡大の影響により、顧客は工務店の訪問やモデルルームの訪問を自粛せざるを得ない状況です。

そのため、住宅建設を検討している顧客の中には、情報収集ができなくて困っているというケースもあるかもしれません。

そのような状況下でも、動画コンテンツを活用すれば、現地に足を運ぶことなくさまざまな情報を得ることができます。

例えば、モデルルームの外観から内装などを撮影し提供することで、顧客は自宅にいながら建物の様子や雰囲気を確認することが可能です。
また住宅完成見学会を行う時にライブ配信を行うことで、遠隔地に住む人でも参加できます。

このように、動画コンテンツは利用方法次第で顧客獲得・商機拡大の大きな助けとなるため、需要が高まっています。

動画を活用する際のポイント

動画を活用する際のポイント

動画コンテンツは、ただ作成して動画を流せばいいというわけではありません。

動画コンテンツを活用する際に覚えておきたいポイントとして、以下の2点について解説します。

動画を活用する際のポイント
  • 「商品PR」よりも「ファン獲得」
  • 一つの動画にテーマは一つ

「商品PR」よりも「ファン獲得」

動画コンテンツの運用を行う場合、動画コンテンツは「商品PR」のためではなく、「ファン獲得」のために行うことだと意識すべきです。

動画を活用して顧客獲得につなげたいと考えると、どうしても自社の商品やサービスのPR、自社の強みをアピールしてしまいがちです。
しかし、優れた商品やサービスを提供しているだけでは、顧客は自社を選んでくれません。

顧客が工務店を選ぶ際には「この工務店なら安心できる」「ここなら信頼できそうだ」「●●の情報ならこの工務店」など、工務店のファンになってもらうことが重要です。

そしてファンを獲得するためには、定期的に動画を更新することが欠かせません。
1つの動画コンテンツだけだと、顧客の関心を得られる可能性は低いです。

しかし独自性のある動画コンテンツを定期的に更新すれば、少しずつ顧客は自社について理解を深めてファンになっていくでしょう。

動画コンテンツを運用する際は、「すぐに結果を出す」「すぐに顧客を獲得する」という視点で取り組むのではなく、潜在顧客をファンにするという長い視点で取り組みましょう。

一つの動画にテーマは一つ

一つの動画に対して、設定するテーマは一つのみにしてください。テーマがいくつもあると視聴者にとってわかりづらいコンテンツになるためです。

例えば、一つの動画の中に「施工事例」や「工法」、「工事現場の1日に密着」などいくつものテーマがあると、視聴者は途中で動画の視聴をやめてしまうかもしれません。
基本的に動画のテーマは一つに絞り、そのテーマを深掘りするような内容にしましょう。

また、テーマと同じくらい動画の長さも重要です。

内容を深掘りしようとするあまり、動画が長すぎると視聴者の負担となります。
よっぽどのファンやそのテーマに興味のある人以外は途中で視聴をやめてしまうか、最初から視聴を避けるでしょう。

そのため、動画の長さは視聴者が負担に感じることなく気軽に視聴できる8分程度が理想的です。長くても15分程度でしょう。

動画を活用している工務店事例

動画を活用している工務店事例

工務店の中には、実際に動画コンテンツをYouTubeで発信しているケースも少なくありません。

YouTubeアカウントを運営している工務店の例として、下記の3社を紹介します。

動画の内容や特徴を参考にしましょう。

動画を活用している工務店事例
  • 一条工務店
  • マサル建築
  • 会澤工務店

一条工務店

一条工務店は2020年3月にYouTubeアカウントを開設し、2021年2月現在でチャンネル登録者数1.12万人、動画の総視聴回数は約75万回です。
今回紹介する3社の中で最も規模が大きいアカウントです。

一条工務店のYouTubeチャンネルでは、工務店らしく住宅を紹介する動画はもちろん、「温活」や「入浴」「防犯」「防災」「洗濯」など住まいと生活に関する情報を発信しています。

住居に関するものだけでなく、家づくりのコツから生活のテクニックまで幅広い情報を扱っているため、家を建てたい人だけでなく、建てた後の人たちも楽しめる内容だといえるでしょう。

マサル建築

マサル建築は、2018年9月に YouTubeアカウントを開設し、2021年2月現在でチャンネル登録者数383人、動画の総視聴回数は約9万回です。

今回紹介する3社の中では最も早くYouTubeアカウントを開設しており、チャンネルでは主に施工実績を紹介しています。

具体的にどういった家なのか、室内を映しながら解説しているため、実際に依頼した時にどういった仕上がりになるのかイメージしやすいでしょう。

会澤工務店

会澤工務店は、2020年5月にYouTubeアカウントを開設し、2020年2月現在でチャンネル登録者数92人、動画の総視聴回数は約2万回です。


会澤工務店のYouTubeチャンネルでは、モデルハウスの紹介のほかに上棟の一日を紹介する動画が掲載されています。

上棟とは、家の基本構造が出来上がった状態で、屋根を支える棟木という木材を取り付ける作業のことです。
「棟上げ」や「建前」と呼ばれることもあります。

顧客にとってはなじみのない作業ですが、実際に家が作られる際にどのような作業が行われているのかを理解するいい機会になるはずです。

まとめ:【工務店】YouTube動画で集客する方法と事例をまとめて解説

今回は、工務店が動画コンテンツを利用する必要性と、コンテンツ作成時のポイント、具体的な事例について解説しました。

動画コンテンツは直接的な集客よりも、長期的な視点に立ってファンを育成する場合に適しています。

作成・運用の際は、動画の長さとテーマに注意し、定期的な更新を心がけてください。